意見交換掲示板過去発言No.0000-200406-269
訂正です! |
投稿日 2004年6月28日(月)11時53分 投稿者 プロキオン
昨日(6月27日付け)の私のマルチレスの中で、チーママさん宛の記 載の中で、病原体を「クリプトスポリジウム」と書いてしまいましたが、 これを「クリプトコッカス」に訂正します。 成書の中には、クリプトスポリジウムの脳への感染に言及した本もあり ますが、一般的なこととも思われず、私自身も「クリプトコッカス」の つもりでいたところをケアレスミスで、誤って書いてしまいました。 >チーママさん そうですか、診察された先生も感染症を疑っているのであれば、これは 余計なおせっかいでした。 鳥の神経疾患は、私の経験であれば、神経細胞そのものの破壊か、神経 線維を包んで保護している髄鞘の破壊というのが一般的なように思いま す。このような場合は、多くの場合で非可逆的な変化と言えます。 また、神経疾患の場合、中枢における興奮は、より上位の中枢がこれを 抑制する役目を負っています。 つまり、痙攣や震え等の場合、向精神薬の使用が症状の悪化に繋がるこ とがあるのです。このため、炎症の病巣がどこに存在するのかは、とて も重要なことになります。 さらに付記すると、栄養チューブの設置は、インコの場合、あの嘴です から、かなりの確率で噛み切られると思います(経口的なら)。経鼻も あの鼻孔ですから…。首から直接、食道やそ嚢へチューブを通すにして も脚で掻いてしまうように思います。面倒でも、強制給餌がよいように 思います。 ビタミン剤は、B群であれば、私も投与すると思います。また、例え、 感染症であっても脳の炎症や浮腫対策としてスレロイドは使用すると思 います。 食べる食べないは、小鳥の場合、とても重要だと考えます。食べる事が できなければ、あの体ですから、たちまち落鳥してしまう恐れがありま す。これが最優先事項のように思えます。 |
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