獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200406-27

>ねずみ駆除による小鳥の悲劇
投稿日 2004年6月3日(木)23時06分 投稿者 れのん

> ねずみとり(ゴキブリホイホイのような型)
> トリモチのような強力接着剤が体中にはりついており、
> もがけばもがくほど複雑にからんでいきます...
> すぐに獣医さんに連れて行きましたが、取り除くには害もある強い薬品を使う方法しかなく、
> 取り除けても生きていくことはその子にとって苦しみだろうとのことで、
> 相談の上、安楽死の方法をとって頂きました

今回は雀のように小さな生き物のことで大変残念なことでしたが、
このタイプのベタベタは、サラダオイルなどで、溶かすことができます。

しかし、サラダオイルなどでゆっくり揉み解すように溶かすのですが、
オイルで溶かした後は、洗剤で洗い流し、鳥の場合、飛べるようになるまで保護ということになります。
場合によっては一生保護、ということになるでしょう。
野生の雀では、時間的、体力的、環境的に、それが耐えられるかということがあります。

特に小鳥のように、小さい生き物が逃げようとして暴れると、
体中にからみついて手の出し様がなくなりますから、
今回のような処置も致し方なかったかも知れません。

> たとえねずみがかかろうとも、ゴキブリホイホイ型のものは、
> 体をべたべたなものでぐるぐる巻きにされ、苦しむ時間が長いのだと知りました。

しかし、哺乳類がすぐ死ぬ劇薬を使うのも、ねずみ以外が食べれば、それの危険もありますし…。
どちらを選ぶのか、ということになりますね。
厳しい話になりますが、ねずみを駆除するのには、時間がかかろうがかかるまいが、
苦しもうが苦しむまいが、「殺処分」することに変わりはありません。
それが気になるのであれば、むしろ、ねずみ駆除をするかしないか、という選択を迫られるでしょう。

今回のことはすずらんさんは悪くないですよ。
すずらんさんの預かり知らぬ事故ですから、仕方のないことです。

このタイプのネズミ捕りは、大きなサイズですので、
鳩、子猫がかかるという話も聞いたことがあります。
ごきぶりホイホイにしても、家の中で放す生き物がいれば、使わないほうがいいでしょう。

もし次にこのような事故があれば、何かのヒントになれば、と思い、
書き込ませていただきました。

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