田口先生が白猫の耳介のがんは再発しやすいと書かれていたのが
そのとおりになってしまったんですね。
糸がついたままの耳はそこから感染症にかかる率が高く、
見た目は問題がなくても膿瘍を作りやすくなります。
内部で感染が広がると脳や視神経にも近いため命取りになることも考えられます。
再捕獲するのが望ましいですね。
チロちゃんの嫌な記憶がどうこうとか、ごはんの心配はないとかじゃないですよ。
チロちゃんの肉体的な苦痛をどうか考えてください。
捕獲し、術後の耳を完全にケアするのがパルさんの責任ですよ。

去年私は書きましたよね、パルさんがそこまで関与した以上、
チロちゃんはもう野良猫ではない、パルさんに頼っているパルさんの猫なんだと。
ましてチロちゃんは耳のがん以外にも他の猫にうつす病気をもっています。
その子を野を放っておくと他の猫がどうなるかわかりますよね?
地域猫にしておいてはいけないのはわかりますよね?
自分が飼えないのなら飼える人を見つける努力をすべきだと思います。
関わった命に責任をもつというのはそういうことではないでしょうか。
チロちゃんがまったくの健康体ならこんなことは言いません。
野良猫でもいい、地域猫でもいい、自由に生きろと思います。
でもチロちゃんはそうじゃない。
中途半端に関わってはいけない子なんです。
チロちゃんとの8年間が間違いだったと思わないために、
どうかもう一度腹をくくってください。