獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200406-87

しっぽさんへ
投稿日 2004年6月7日(月)23時52分 投稿者 ことり

あいさんが書かれていましたが、私も同じように思いました。
獣医さんのおっしゃったメガバクテリアの症状は、
PBFDという毛引き症の症状のようで、何か勘違いされているように思います。

メガバクテリアのコで、羽が抜けるという症状は私は聞いたことがありません。
獣医ではないので一概には言えませんが・・・。

原因についての説明は何もなかったのでしょうか。
人間でもそうですが、原因が何もないのに
急に体重が10キロ以上落ちる、ということは考えられませんよね。
それぐらい、鳥にとっても深刻な事態なんです。

それから明らかに弱っている状態というのは、
鳥では既に手遅れの状態に近いといえます。
そこから回復させるというのは、いくら獣医さんでも困難なことが多いと思いますし、
そうならない為に病院へ検診に行くのであって、
そこでいろいろな指導を仰ぐことが大事なんだと思います。

同じメガバクテリアでも、そのコによって症状の出方がかなり違います。
全く症状を出さずに元気なコもいます。
元気だと思っていたら突然落鳥してしまうようなコもいて、本当に様々です。

検索サイトで『メガバクテリア』と入れたら多分一番最初に出てくると思うのですが、
鳥に詳しい病院の先生が書かれたメガバクテリアの病気についての内容が
詳しく出ていますので、是非一度ご覧になってみてください。

非常に残念なことですが、鳥を診れる獣医さんの診断というのは
適切な判断のもとでの共通した正しい診断は少ないように思うのが現状です。
獣医さんでも鳥に関する知識は、ほぼ独学で身につけるしかないようなので
しょうがないといえばしょうがない現状なのかもしれません。

鳥専門病院ではまだいいかもしれませんが、犬や猫も診られている動物病院などでは
忙しい毎日の中で、獣医さんの鳥に対する情熱や
常に鳥の知識に関する勉学への姿勢というのが、
何処か欠けているように思えてしまうことがあります。

先生を信じて、必死に助けようとやってくる
飼い主にとって家族同然の命を預かる場所として、
欠けているでは決して許せることではないような気がします。
もちろん、中には必ず良い先生もいらっしゃいますが・・・。
こんな現状の中、病院の掛け持ちはよくないですが、
いろんな病院の先生の意見を聞くというのも大切なことのように思えます。

ここからは、飼い主さんの判断で全てが変わってきます。
獣医任せではなく、飼い主の方もいろいろな知識を身につけていくことが
インコちゃんの回復への糸口にきっと繋がると思います。

インコちゃんの回復を、心から祈っています。

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