獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200407-22

Re.お願いします。教えてください!
投稿日 2004年7月5日(月)00時52分 投稿者 チーママ

ゆさん 子ウサギかわいいでしょう(^^)
ただのウサ飼いですが、我が家も人工保育の子達です
ので、ご参考までに。

子供は何週くらいの子供ですか?
ペレットを食べずにミルクを飲むと言うことですから
生後10日〜2週と考えてみますね。
ウサギの親は基本的には日に1・2回の授乳です。
でも人工飼育下なら飲みたいだけあげても大丈夫
かと思います。まぁ、2時間置きと言うのは多い
気もしますが。都合、日に4〜5回位なら。
ミルクは小動物用を暖めながら。
人間の子の授乳と同じ位の温度を目安にすれば
大丈夫でしょう。
ウサギの子は犬猫と違って乳首をくわえて飲むと
言うことをしませんから、なめとる分だけ押し出
して与えることになります。お腹がいっぱいにな
れば飲むのをやめます。(ウサギ掲示板のうちの子
ライブラリーに授乳シーンがあります)
さてお尋ねの排尿ですが、濡れたティッシュでと
言うのはやめてくださいね。ウサギの皮膚は大変
弱く、特に濡れることには敏感です。我が家でも
柔らかうんちで汚れた時、濡らしたティッシュで
拭いて、ただれて腫れて大変な目にあいました。
排便・排尿はお腹が正常に動いていれば、でるは
ずです。ためしにお腹に耳を当ててみてください。
グジュグジュ・ごろごろ・プィー・キューなんて
盛んに音が聞こえるなら大丈夫ですが、音がおと
なしい時は要注意です。
手のひらにすっぽりおさまる大きさでしょうから、
手のひらに仰向けにして、お腹をやさしくなでて
あげてください。私も「動け動け」って念じながら
よくやりましたよ。
仰向けを嫌がるようでしたら、どのような姿勢でも
かまいません。お腹のマッサージが大切です。
あとは保温です。
ウサギの体温はかなり高目の39度。学校で飼われ
ているのは穴ウサギの系統ですから、自然状態の穴
ウサギの子は普通は温度変化の少ない穴の中で育ちます。
という事は普通のゲージにそのまま入れてだと、えて
して体が冷えやすくなります。複数いれば互いに体を
寄せ合えますが、1羽だとそうはいかない。
冷えるとお腹の動きが悪くなり、命取りになります。
我が家ではダンボールに牧草を敷いて、一部にタオル
を二つ折りにして置き、その間に入っていました。
赤ちゃんウサギと言えど、結構器用に自分で出入り
していましたよ。保温と安心感があったのではないか
と思っています。
また8月の終わりでしたが、ホットカーペット式
座布団をつけると、好んでそこに寝そべっていました
から、かなりの保温が必要なのだと思います。
そこでダンボールごと、ホカペ座布団に半分載せて
いました。

ペレットは食べれるようにしておいて下さい。
また水も飲めるようにボトル式のものを置いて下さい。
自分の気に入ったところにオシッコをするように
なると思います。たいていは隅っこを好みます。
出来ればグラム表示のできる計量計を買って、体重
を計るようにしてください。体重が唯一の目安に
なりますので。
ちょっと手間はかかりますが、この頃の子ウサギは
トテトテと動いて、この世にこんな生き物がいるの
かと思うぐらい天使さんでしょう?(^^)
大事に育ててあげてください。天使の時期はあっと
言う間に終わって、いたずら悪魔さんに変わりますよ。
何かありましたら、ウサギ掲示板においでください。
たくさんのウサ飼いさんがいらっしゃって、相談に
のって下さると思いますよ。

http://www.vets.ne.jp/bbs/c_1500.cgi

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。