意見交換掲示板 2004年8月8日(日)20時54分

米国で獣医師となるには、日本と制度が異なり、一般大学を卒業してから獣医科大学に入学することが前提です（医学部も同じシステム）。一般大学では生物学は勿論のこと化学・物理学の自然科学系から動物行動学等の獣医学を学ぶための基礎を十分に学ばなければなりません。それらを学んで一般大学を卒業し、獣医科大学を受験し、合格して初めて獣医学教育のスタートに立つのです。英語を母国語とする人たちにとっても、獣医科大学に入ることは、きわめて競争が激しいようです。

　日本で獣医科大学を受験のため浪人中とのことですが、冷静に考えて、英語圏の理系一般大学の入試に合格し、４年間勉強して卒業し、それから競争の厳しい獣医科大学を受験するだけの語学力を含む総合的な学力をお持ちですか？

　酷な言い方かもしれませんが、今一番に重要なことは「学力」であると思います。国公私立を問わず、獣医科大学の入試は競争が厳しく難関ですが、獣医師になりたいという意志があるのであれば、まず日本の獣医科大学に合格できるレベルのいわゆる「受験勉強」に最大限の努力を注ぐことが肝要かと思います。

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