意見交換掲示板過去発言No.0000-200408-232
Re^2:にきびダニ |
投稿日 2004年8月20日(金)16時29分 投稿者 Big 1
すこしだけ補足させてください。 犬の毛包虫症は皮膚正常微生物の一つであるDemodex canisが異常増殖した状態です。 全身性と限局性の2つのタイプがありますが、成犬が全身性毛包虫症になった場合は重症 の原因疾患を持っている場合が多く予後不良とされていますが、幼犬の場合には成長にと もなって治癒していくことが多く、予後は良好の場合が多いとされています。 限局性のものは、何らかの原因で局所的に皮膚の抵抗力が落ちたためではないかと推測さ れており、10%程度の症例が全身型に移行していくと考えられています。 症状としては脱毛、発赤、鱗屑、色素沈着、皮膚肥厚、痂皮など様々で、痒感をともなう 場合もあるが軽度の場合が多いといわれています。 発症しやすい遺伝子の拡散を防止するためもありますが、さらに発情や交配に関わるスト レスを防止する目的もあって、去勢・避妊手術を勧めるべきといわれています。 |
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