意見交換掲示板過去発言No.0000-200408-282
Re:可哀想なレトリバー |
投稿日 2004年8月26日(木)19時13分 投稿者 パールちゃん
anjuさんへ。 動物愛護の法律や自治体の条例を最低限守ればあとはどんな飼い方をしようが所有者の自由です。 毎日ブラシをかけ最高級の餌を与え羽根の布団で犬を寝かせる人もいれば、 死なない程度に餌と水をやってそこで生きていさえすればいいという飼い方もあります。 どちらが正しくてどちらが間違っているということではないのです。 糞だらけなのはどうにかしたほうがいい、餌も水もきれいにしてあげたほうがいい、 散歩に連れていってあげたほうがいい、、、これは良きアドバイスでもあり、余計なおせっかいでもあります。 きついことを書きます。 ジャーキーをあげたり、ジャーキー分のお金を他者に渡したりというのは、 「かわいそう」「どうにかしなきゃ」と思ってしまった自分のための行動であって、 犬のためにはいいことではありません。 日頃は粗食の犬にいきなりジャーキーを2袋も与えるとどうなるか考えましたか? 犬はそのあときっと下痢に苦しんだと思いますよ。 「またあのおいしいものをもらえるかもしれない」「またあの人が来てくれるかもしれない」、 そういう期待を犬に抱かせてしまうことがどれほど酷なことか考えましたか? 飼い主にきちんと話をし、毎日その犬の世話に通えるのなら手出しをしてもいいと思います。 でもそれができないのなら、自己満足のためのときどきだけの行動や、 お金を使って他者に中途半端な手出しを頼むことはやめたほうがいいです。 anjuさんは動物好きでやさしい心の持ち主だと思います。 でも、そのやさしさを間違って使うことはよくないことです。 ペット禁止のマンションで猫を飼っていることがそれを物語っています。 自分にできること≠フ枠を越えているのです。 それは動物を不幸にすることですよ。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |