意見交換掲示板過去発言No.0000-200409-200
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投稿日 2004年9月20日(月)12時02分 投稿者 プロキオン
項目が多いので、ちょっと簡単になります。 9月16日の ぴすこさんへ セキセイインコが2日間も糞をしていなければ、かなり異常な事態です。 掃除をして確認しているとある以上は、事実の誤認とも思えません、その まま見ているというわけにはいかないと思います。 9月16日の ともちゃんへ 膀胱炎で療法食も処方されているのであれば、薬は食べ物にまぜないで服 用させた方がよいでしょう。粉薬で水に溶いたものは、かなりの猫が泡を 吹いて嫌がります。カプセルに詰めなおして服用させてください。 飲ませ方は、病院で実技として教わってっください。 9月17日の こはくさんへ 100%の確率ということではないのですが、おかしな子が生まれてくる 可能性はあります。 これは何も外観上のことではなく、疾患をもった子や虚弱な子というのも 含まれてのことです。繁殖可能な時期にまで成長した猫が複数いたのであ れば、事前に防止策を講じておくべきでしたね。 9月17日の Vogelさんへ この掲示板では個々の病院名は、出す事ができません。メールアドレスが 記載されていたようですが、情報を得る事ができましたでしょうか。 9月17日の みうさんへ すでに大学病院にまで行っておられるのであれば、私が口を挿む必要はな いのですが、前例がない症例ということもないようですよ。 記載内容から推測すると、尿道の一部が極めて脆くなっていて、そこから 尿の漏出があったように思われます(個人的な意見ですが)。膀胱括約筋 の麻痺もあったということになりそうですよね。 また、異常な食欲については、本来別個に考えるべきなのでしょうが、別 個の原因とすれば、文字道理わけがわかりません。関連していると仮定す れば、漏出尿の再吸収による一種の尿毒炎の影響ではないでしょうか? 大学の先生の診療を受けている方の前では、一介の街医者としては、この ような仮説は、はなはだ披露しにくいのですが、耳にした症例の中には似 たようなものもあったということで。 9月18日の 松本さんへ レッグペルテスからの回復期間をお尋ねですが、これは疾病の程度や患者 の個体差がありますから、直接主治医の先生にお尋ねした方が適切でしょ う。 9月18日の ネコたんさんへ 尾の切断のためにオペをしてからの方が、患者の具合がよろしくないと いうことですね。 私は、言い方が良くないのですが、これは飼い主さんの「欲」だと思いま す。慢性腎不全の患者ですから、腎臓の機能はすでに相当低下していると 考えられます。そこに麻酔ですから、さらにダメージが重なるのはいたし かたないこととも言えます。 尾を切断しなければならない事態、麻酔を必要とする事態が起きたことが 問題なのです。見かけ状の元気さよりも腎臓がそれだけまいっていたとい うことになるように思います。 9月18日の ソクさんへ コザクラインコについては、完全な「毛引き症」か否かが大きなポイント になると思われます。 小鳥、とくにインコにおける毛引きは、飼い主さんの注意を引き付けたい がために起きているように思います。私は、これは発情の一環ではないか と考えているのですが、いっしょに遊んであげていれば、その間は本人は 満足してくれていると思いますが、それ以外の時はどうなのでしょう…。 できれば、もっと根本的な解決が図れると良いのですが、あまりうまくい ったという話も少ないようです。 9月19日 「猫の耳が熱い」 猫の耳は、彼等にとって「放熱器官」ですから、体温が高くなれば耳の温 度も高くなって、そこから熱を逃がそうとします。 体温が高くなるのには、疾病によるものもありますし、気温が高いからも あります。どちらの基づくものであるかは、傍にいる者でないと判断でき ません。 病院へ行く、行かないの判断をするのは、第三者ではなく、飼い主の仕事 と言えます。 9月19日の さくらママさんへ 上の内容と似通っているのですが、「心配のしすぎ」を心配されていると いうことですよね。 でも、この場合は、心配しすぎでも良いのですよ! 犬は言葉をしゃべれませんから、少し早めに気をきかせてあげて、ちょう ど良いくらいじゃないかな。恐らく、「そのまま放っておくこと」が、さ くらママさんの不安を感じる元となっているのでしょうから、不安を除去 するには、どんどん連れていけば良いのです。犬自身に問題がなければ、 それで良いのですし、さくらママさんの不安も解消されます。 心配なら病院へ連れて行って良いのですよ! 9月20日の チコさんへ 残念ながら、死因について説明してさしあげられるようなことは見つかり ませんでした。 逆に1点気になったのですが、体温34、5度というのは、どのようにし て測定したのですか? ジャンガリアンハムスターのように小さい動物 においては、使用できる体温計がなく、難儀しています。赤外線サーモグ ラフィーのようなものがあれば、大体の体温というのも測定可能なのです が、何分価格が折り合いませんもので。 実測値として、低体温が確認されているのであれば、これは体温を維持で きない状態にあったことになります。 9月20日の 宮さんへ すでに膿が排泄されているのであれば、膿が排泄されている穴を塞がない ことです。充分に酸素にふれさせ、内部で増殖している細菌がこれ以上増 えないようにします。 消毒薬は、イソジンでもオキシドールでも入手可能なものでよいのですが、 この場合、私ならオキシドールの方を使用します。 酸素を傷の内部に送り込めるのと、膿の臭気を消すために都合がよいから です。イソジンの利点は、あまり「しみない」ので、使いやすいという点 でしょうか。ヨードチンキとなると殺菌には充分なのですが、ちょっとし みすぎて犬が嫌がるかもしれません。 |
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