意見交換掲示板 2004年9月22日(水)22時08分

ももさんへ

岩手県に住んでいます。「熊出没」のニュースは珍しくありません。
さすがに町中には出ませんが、ちょっと郊外に行くと
道路を歩いていたり、畑で林檎を食べていたりするようです。
私も山道のドライブ中に遭遇したことがあります。

そういう地域の通学路には、道端にドラム缶が置かれています。
通学途中の小学生は、そのドラム缶を叩いて音を出しながら通り過ぎます。
近くにいるかもしれない熊に「人がいるから来ないで」と
知らせるためです。
熊が出れば、猟友会の人たちが猟銃を持って出ていくことも、勿論あります。

熊が人里に降りてくるのは、山の開発が進んで
食料が足りなくなったからでしょうが、
逆に「人の近くには食べ物がある」と
熊が学習したせいでもあります。

もちろん、殺さずに山に帰ってもらうのが一番良いのですが、
いまいま「熊が近所にいる」と家から出ることもできずに
怯えている人がいるのです。
熊射殺の報を聞いて「ああ、よかった」とほっとする住民の心情も
考えていただければ、と思います。

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