意見交換掲示板過去発言No.0000-200409-273
思うこと |
投稿日 2004年9月25日(土)00時18分 投稿者 boo
獣医師です。 最近(というか前からですが)思うのですが、よく「高額なフードを買わされた」「注射を打たれた」「手術をされた」「〜円もとられた」といった「〜された」という言い方をされます。 これはもちろん獣医師側の説明不足などもあるかもしれませんが、いかにもこちらが一方的に治療を進め、飼い主さんの納得のいかないままお金だけかかった、というニュアンスがあって少々がっかりします。 りんママさんからのレスにもありますが、いい治療は獣医師と飼い主さんの信頼関係が第一です。検査や治療の目的もわからないままに何となく獣医師にまかせっきりになるのは上手な動物病院へのかかり方ではありません。納得のいくまで説明を求め、しっかりとした同意のもとで治療が行われたなら「高額なフードを買わされた」なんていう言い方には決してならないはずです。 我々獣医師には「どういう考えでこういう検査をするのか」「この検査から見えてくるものは何か」「この検査結果から必要な治療はどんなことか」をしっかり説明することが求められています。動物病院の看板を掲げている限り、専門的なことをわかりやすく話すことは獣医師の義務です。獣医師も人間ですから、飼い主さんが一所懸命になってくれていると感じれば、どんなに難解な症例でも何とか治してあげたい、という気持ちは強くなります(少なくとも私の場合ですが・・)。どうか上手に動物病院を利用して欲しいと思います。 |
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