わたらい先生
　レス、有難うございます。おっしゃりたいことはとてもよく分かります。
「青酸カリみたいな毒物じゃあるまいし、ちょっと舐めたくらいで大騒ぎするほどの食品なんてそうはない。程々の量なら、ほとんど問題ない。どのくらいが程々かなんて常識的に分かるだろう？」ということだと思います。個人的には、あまり神経質にならずに、その位の気持でいた方がいいのだろうと私も思います。

　ところが、動物を初めて飼う人間は、自分の常識そのものに不安を感じています。なので、このような質問が出てくるわけです。一つには、キケンな食べ物についてのビギナー向けの飼育書の記載が、とても分かりづらいということがあります。
つまり、
　・全てのワンコでないにしても命に関わることもあるようなキケンなのか？
　・ほぼ１００％、下痢程度で済むキケンなのか？
というキケンのランクがほとんど書かれておらず、タマネギも牛乳も同じようなレベルで「ダメ」と書かれていることが多いのです。

　プロの方は「そこまで心配なら、犬用と書いてあるものだけ与えればいいではないか？躾けの面でもその方がいいし」などと思われるでしょうが、意志の弱いビギナーは「つい」あげたくなってしまう誘惑に駆られてしまうことが多いのです。中には「ちょっとだけなら」なんて、毎日ハンバーグ（人間用に作る時にまとめて作って冷凍すれば簡単ですし）をあげちゃう人だっているかもしれません。今、私がそうしないのは、定番質問集にプロキオン先生が書いていらっしゃる「鍋の残りを食べさせられて死んじゃった子の事例」を読んだからに過ぎません。

　自己責任といっても、具合が悪くなったり、死んじゃったりするのは飼い主ではなくワンコです。「できるなら、毎日人間と同じものを食べさせてあげたい」などと考える私のようなおバカな飼い主もたくさんいます。それ以前に、「ムズカシイ話」や「長い文章」がダメな人もたくさんいます。

ですので、できれば獣医さんには（飼育書の執筆者の方にも）
　「死んじゃうこともありますからね」
　「下痢しちゃう子もいますよ」
などと、シンプルにキケンの程度（質？）が分かり易いようにご説明いただけると有難いなぁと思います。ビギナー向けの飼育書にも、そういう一覧表があると嬉しいです。
（「そんな人に動物を飼って欲しくない」というお気持かもしれませんが．．．）