意見交換掲示板過去発言No.0000-200410-216
RE、猫の骨盤拡張プレートについて |
投稿日 2004年10月17日(日)22時48分 投稿者 田口正行
猫は便秘になりやすい動物です。 その理由は骨盤のお腹側への投影面積(骨盤の入り口の大きさ)が小さいためだと言われています。 便秘に対する治療には内科的に緩下剤などを用いる方法と、外科的に骨盤腔を広げる方法とがあります。 外科的な方法には、恥骨を切除してそれを坐骨の間に移植する方法、恥骨坐骨を切除する方法、骨盤拡張プレートをいれる方法、また便を軟らかくする目的で 結腸(大腸の一部)を切除する方法などがあります。 僕は個人的には恥骨を坐骨の間に移植する方法が好み(ワイヤー位しか異物を残さない、骨盤が安定する、比較的障害性が低く手術時間が短くてすむ)ですが、拡張プレートを入れる場合もあります(すでに恥骨が無い場合など)。 拡張プレートの挿入手術の金額は各獣医師によってまったくばらばらです(同じ獣医師ですが予測できません)。 主治医の先生に金額を尋ねられることと、他の手術のバリエーションについて、術後の合併症や、その先生の経験数などを質問されてみても良いと思います。 |
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