意見交換掲示板過去発言No.0000-200410-223
Re:フィラリアの薬の副作用について教えて下さい |
投稿日 2004年10月19日(火)00時58分 投稿者 パールちゃん
ベルさんへ。 フィラリア陽性の子にフィラリア予防薬を投与すると、場合によっては命を落とすことになります。薬によって殺された虫が血管をふさいでしまうからです。 ですが、フィラリア陽性の子にぜったいフィラリア予防薬は投与しないということはありません。 血液検査によって見られたフィラリア子虫(ミクロフィラリア)がそれほど多くない場合や、 犬自身が若くて元気で基礎体力が十分にある場合はフィラリア陽性でもフィラリアの薬を投与することがあります。 ただし、それはフィラリア陰性の子にフィラリアの薬を投与するのとは違う意味をもちます。 つまり、その投薬は単なる予防ではなく、治療も兼ねており、その治療には命の危険が伴うということです。 厳密にいうと、具合が悪くなったのは薬の副作用ではなく、薬が正しく作用したからです。 薬が正しく作用したことによる二次的な問題として、死んだ子虫が血管に詰まって血流障害・神経障害を起こしたのではないでしょうか。 副作用防止のためと渡された薬は、血流障害・神経障害をなるべく抑えるため、全身の細胞を安定させることを目的とした薬(おそらくステロイドだと思いますが)でしょう。 以下のようなことは投薬前に獣医さんから説明がありましたか? 「今は○○な状態です」「これは○○を目的とした薬です」「飲ませると○○なことが起こるかもしれません」「飲ませないと○○なおそれがあります」 今は具合はどうですか? 自分から起き上がって元気を取り戻すまでは、無理に運動はさせずに静かに寝かせておいてください。元気になるまではお散歩は控えてください。排泄は、寝ている近くのどこでしちゃってもいいように工夫してあげてください。 ゴハンは自分から食べたがるまでは無理に食べさせなくてもいいです。 でも、水分はなるべく摂らせてください。お水や低脂肪の犬用ミルク、浮いた油を取り去った肉の茹で汁などを少量ずつ何回にも分けて与えてみてください。 いちばん危険な峠はもう越していて、回復期に入っていると思います。 ですが、ここしばらくは人間でいう絶対安静の状態にしてください。 自分から起き上がってこれまでと変わらない様子になるまでは絶対安静。 これまでと変わらない様子になってもその後1ヶ月間はなるべくおとなしく過ごさせる。安静に。お散歩もごく短時間だけで済ませる。 次の1ヶ月間は様子をよく観察し、問題がなければ少しずつ以前の生活に戻す。 我が家ではこんな感じでフィラリア治療に臨みました。 |
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