獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200410-372

Re:子犬の嘔吐
投稿日 2004年10月31日(日)22時51分 投稿者 パールちゃん

じげさんへ。
母犬はどうしてしまったのですか? それとも断乳させた仔犬を入手したのでしょうか?
本来、自然な流れからすると生後42日ならまだ離乳前です。
流動食を食べつつ母乳も、という頃合です。
ふやかしたフードも食べますが、それを主食と考えるには時期が早すぎます。
まして硬いままのフードでは仔犬の消化機能に追いつきません。
おそらくかなり胃に負担がかかっていて吐き気を訴えるのでしょう。
また、量の問題もあると思います。
フードをじっくり時間をかけてふやかすとわかりますが、1粒が何倍にもふくらみます。
与えるときは「このくらいでいいだろう」と思っても、胃に入るとものすごい量になるわけです。
生後42日のM・ダックスなら、1回あたり大さじ2〜3杯の十分にふやかしたフードを4〜5時間おき、つまり一日5〜6回与えるくらいが基本だと思います。
なお、食後すぐは激しく遊ばないようにしてください。
胃に入った内容物の重みで胃がねじれて(胃捻転)、ショック症状を起こします。

食餌を見直してみるとともに、おかしな様子があったらすぐに獣医さんに相談してくださいね。
まだワクチン接種前かもしれませんので、いきなり病院に連れていくのではなく、
まず電話をして様子を伝え、ワクチン未・済の別も伝えるようにしてください。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。