意見交換掲示板過去発言No.0000-200410-52
RE 何故殺すの? |
投稿日 2004年10月5日(火)22時06分 投稿者 olive
10/4ある場所で罠にかかったツキノワグマの殺処分について直接地元役場と県の自然保護課の方に問い合わせました。その県のHP上では『発信機をつけて放獣する』と保護管理策を明記してあります。殺処分理由@人家に近い出没が相次いでいる(作物被害あり)A住民感情B放獣する場所が難しい「山はあるが登山客が多い」…でした。クマの生息地保全対策も被害被害防止対策も全くといっていいほどされていないのです。生きるために食べ物を求めて移動したといううだけでクマは殺されているのですよ。絶滅危惧IA種にあってこれです。殺処分に当たっては、有害鳥獣駆除法により申請・許可が必要でこの件でも許可がおりたとのことですが、では放獣と殺処分の判断根拠はなんですかと県の担当者に問うたところ上記理由で申請がでたからというのです。要は実際に被害に遭われている地域の方々の住民感情に基づいた殺処分申請がそのまま殺処分の決定要因というわけです。あまりにも野生動物保護の観点を無視した対応に、びっっっくりしました。また10/5にS県でも小学校に近い場所でツキノワグマが捕獲されましたが、S県環境部自然環境保全課は原則放獣を遂行し奥山放獣されました。このようにクマに対する対応は地域によって全く違うのが現状です。人間に危害が及ぶから殺す?その前にやるべきことはたくさんあるのではないでしょうか。 |
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