獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200411-143

11月4日のわらさん、乳び胸について
投稿日 2004年11月16日(火)07時45分 投稿者 ナディア

日にちが経っているので病状が心配ですが、乳び治療経験者のナディアです。まだ、こちらを見てくれているでしょうか…
まず最初に、溜まった液を抜く処置の時に麻酔はかけません。それが死に繋がる危険性が大だからです。私の愛犬の時は麻酔無しで毎回抜く処置をしていました。じっと我慢してる時もありましたが、回数を重ねると痛さが解っているから、嫌がり何人かで押さえこまなければならない時もありました。大型犬でしたから。抜けば肺が広がるので楽になりますが、リンパ液の漏れている胸管の亀裂が塞がらない限り、抜いても溜まるの繰り返しです。抜く処置を繰り返してるうちに治った症例もあると聞いてますが、乳び胸そのものの症例数が非常な少ないので、確かな治療法がまだ無いです。また、病気は知っていても手掛けた先生も非常に少ないと聞いています。徹底した低カロリーの食事療法と溜まったら抜くの繰り返しです。愛犬の場合、大学病院で、たまたま乳び胸を手掛けた先生に巡り合えたので、テラマイシン注入や血液注入の治療等を行いましたが、効果は無かったです。
簡単に書き込みしましたが、乳び胸の治療は犬にとっては肉体的・精神的に、飼い主には精神的に辛いものです。わらさんの愛犬の今の容態はどうなっているのでしょうか?危険な状態のようでしたので心配です。

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