飼い主側として一言。
「獣医さんはオールマイティではありません」

獣医学部というと「開業獣医を育てるところ」と思っていませんか？
とかく私達動物好きは
「獣医学部＝動物の病気を治す人を育てる所＝一通りの動物の勉強をする」
と思いがちですが、実際は違うようです。また獣医学部を出た人の中で
ペットを見る獣医さんになる方は、少数だとも感じています。
実際の学部内の勉強の様子や卒業後の進路の話はまたの事にして･･･

人間のお医者さんは耳鼻科・脳外科・歯科・内科・外科等々さまざまな
専門分野に分かれています。でも相手は人間という動物一種類です。
ところが獣医さんは科も属も目も違う動物、つまり体の構造から、消化吸収
の仕方から、行動様式から何もかも違う生物全般を診れると思われて
しまいます。
人間一種類だって大変なのに、獣医さんは哺乳類の犬猫だけでも、外科・
内科・耳鼻科循環器科・精神内科等々全て診なくてはならないのです。
もうお分かりですね。一つの類に科目が１０あるとしたら、人間のお医者
さんは１０ですむところを、獣医さんは「１０×動物の数だけ」という
ことになります。どう考えたって無理ですよね。
今でこそ鳥も亀もハムスターも病院へ連れて行ってもらえますが、
ほんの少し前までは犬猫がせいぜいだった事を忘れてはいけません。
当然診れる獣医さんも少ないし、第一そうした生きものの医学自体が
まだこれからなのです。
では診れる獣医さんが少ないペットの飼い主はどうすれば良いのか。
まずは自ら本などで勉強する。同じペットを飼うもの同士で情報交換
する。いざという時に診てもらえる獣医さんを、遠くにでも探しておく。
専門店を探しておいても、役立ちます。特に爬虫類・両生類、魚類
昆虫などに関しては、専門店がお役立ちです。
手にするのは簡単でも、健康に飼うのには苦労するものです。
そこで亀さんですが、下記の爬虫類・両生類・カメ掲示板をご利用
くださいな。ベテラン飼い主さんもいますので、その方たちの知識や
経験を頼ってみてくださいな。
大事にカメさんを飼っていらっしゃる様子。本当にうれしいです。
きっと良い知恵を貸してくださると思いますよ（＾＾）
爬虫類・両生類・カメ掲示板　→　http://www.vets.ne.jp/bbs/c_2000.cgi