意見交換掲示板過去発言No.0000-200501-85
ウェットドレッシング |
投稿日 2005年1月12日(水)16時14分 投稿者 Big 1
創治療のさいにガーゼなど吸水能をもつ材料を直接使わず、湿潤性を保つ材料で覆う方法で、それほど新しいものではないです。 以前にニフティーの獣医学フォーラムで話題になったアルミホイル療法もそうです。 広範囲の皮膚欠損を伴うような創の治療ではかなり有効な治療法だと思います。ただ、まったく消毒をしないのではなく、最初にきちんと汚れや雑菌を取り除くために十分な水洗とオキシドールや超酸性水などでの洗浄を行います。その上でアルミホイルなどの非吸水性ドレッシングで覆うのです。 組織欠損時の肉芽増成と皮膚再生の良さは、通常の乾燥させ痂皮をつくる治療よりはずっと良くなります。 欠点としては、 ドレッシング内に貯まった液が臭いこと。 ドレッシング内の健常皮膚にかゆみが強くでることがあるらしいこと。 動物がドレッシングをとってしまうことがあること。 でしょうか。 専用の被覆材は高価なものが多いのですが、サージカルテープなどで裏打ちしたアルミホイルを使うと安価に実施可能でした。(人の医療ではアルミホイルを使うことはいろいろと差し障りがあるかもしれませんが) あくまでも、これは治療方法の一つです。 |
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