獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200502-205

次郎の妹さんへ
投稿日 2005年2月24日(木)23時48分 投稿者 ねこママ

はじめまして。私も糖尿病と診断された15歳・雌の猫を飼っているものです。
何しろ素人なので詳しくは判りませんが、あまりの次郎の妹さんの悲痛な思いに思わず投稿させて頂きました。
我が家の場合は血糖値は440でしたがケトン体という物まで検出されたらしく重度の糖尿病でした。
このままでは命に係わるとの事ですぐに点滴を打ちながら「インスリンの投与量を決める為に1週間の入院が必要です」と言われ即日緊急入院。
入院中も「普通1種類のインスリン投与で下がるけど、これだけでは全く下がってくれないのでもう1種類インスリンを足して2種類のインスリンを投与してみたら、ようやくコントロールが出来るようになりました。今後、この子は2種類のインスリン投与で様子をみましょう」と、かなり先生の手を煩わせたようです。
退院後は糖尿食を体重によって決められた量与え、獣医師の指導を受けインスリンは私が自宅で投与していたのですが、投与量が注射器の0.2目盛り多かっただけでも35の低血糖を起こしました。
このように猫は体が小さい分、ほんの微量の事で低血糖を起こしてしまうらしく、またその子によってはインスリンの種類によって効果が得られたり得られなかったりがあるようです。
(注射器の?)3/1量を投与とありましたので、私の使ってるインスリンとは多分、違う種類の物だと思いますが、少なくとも私は主治医から「猫ちゃんの場合、糖尿病と言っても一過性の場合がありますから、絶対に治らない病気とも一概には言えません。一生インスリンの要る場合もありますが、その場合はインスリンのコントロールで長生き出来ますので心配ないですよ。大変ですがこの子の為にも頑張ってくださいね」とは言われましたが「安楽死」等という言葉はその主治医からは一言も出た例がないので、正直言って次郎の妹さんの投稿された内容を読んで「糖尿病で安楽死〜?!」と驚きました。
また、その先生の腕が良かったのかその子の運が良かったのかは判りませんが、「重度の糖尿病猫」としての入院から、わずか3週間で今では「インスリンの要らない子」にまで回復し、最近では「糖尿食から普通食に切り替えても大丈夫かな?」とまで言っていただけるようになりました。
こういう獣医さんもみえますので、安楽死を悩む前に他の獣医さんを尋ねてみてはいかがでしょうか?

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