獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200502-213

猫の糖尿病についてわたしも一言書かせてください。
投稿日 2005年2月26日(土)12時51分 投稿者

わたしの猫も糖尿病です。
次郎の妹さんの症状とよく似ています。
ケトン体の検出、けいれん(わたしの獣医さんは当初てんかんの症状と言っていました。違いがよくわかりませんが)インシュリンの効き目が一定しない、それにわたしの猫なのですが、わたしが結婚して以来、実家の60代半ばの両親が可愛がっています。
違っているのはわたしの猫は8歳なことです。(多少若い?)
昨年の12月に入院し、約20日間の後、ケトンもなくなり、食べれるようになったので点滴が外され、うちに帰ってきました。
一時はとても危ない状態でしたが生還しました。
そして自宅でインシュリン注射と食事療法(獣医さん推奨の血糖コントロール食)をしています。
自宅療養をはじめてすぐ、きちんとした血糖の数値が取れないので不安がたくさんありました。少しでも様子がおかしいとスグに獣医さんにかけこみました。
インシュリンは注射器にほんの2目盛り(2ミリ)、尿検査で調子が良さそうなら1。
一日2回です。きちんと入ったかどうかもよくわからないようなほんのチョッピリです。実は尿検査も注射を打つ時点の血糖を反映してくれません。
血糖が下がっていたのに気づかず更に注射をしてしまい、獣医さんに連れて行ったら血糖値32にしてしまった、とかの失敗もあります。
家庭では血糖値を数値で見ることができないのでこんな失敗も仕方ないと思います。
もっぱら注射を打つのは母です。打ち方次第で猫の容態が変わるので、母はとても神経を使うと言って、父にもするように頼んでいますが・・・。
頻繁に獣医さんに担ぎこんで入退院を繰り返した頃は、両親はもう医者通いも入院も治療も不憫だから・・という言い方をよくしていました。
自宅の注射がよほどストレスだったのだと思います。
糖尿病は上手に長く付き合わなければならない病気のようです。
そう思うと飼い主としても病気猫の介護というストレスはずっとついてきます。
ですが我が家の猫が家にいて、注射をして調子の良い日もあるのでそれを穏やかに喜んでいます。

どうやらわたしの猫はインシュリン依存型のようです。
ですがその効果が一定しませんし、これ以上の薬の投与も猫の余生を考えると不憫です。
いろんな所から猫の糖尿病の情報を集めたりしてみて、自然療法もいいのではと思っています。インシュリンの効き目を助ける効果があるものとか・・・。
獣医さんから受けている治療とはまた別の分野なのでそれをどう判断するか人によってちがうでしょうし、無駄という人もいるかもしれません。

うちの場合同居猫もいて、そのこから受けるストレスも血糖の変動を左右しないとも言い切れない状況でもあるので、精神的に落ち着ける自然療法を少し始めてみたところです。
それによって父も注射こそしないものの、父にもできる役割ができて母も少し気持ちが楽なようです。
わたしには猫の体によさそうなものを探してはあれやこれや言う以外、その同居猫を預かる事くらいしか直接できる手立てはないのですが。

長くなりましたがこういう猫と飼い主もいるということで・・・。
猫ちゃん、元気になるといいですね。

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