２月７日の信長さんへ

まず、初めに断わっておかなくてはならないのですが、私はこの掲示板
におけるレス付け係ではなく、自由な立場で参加しています。
また、実際に診察できる患者でない限り、できればコメントしたくない
というのが本音です。
もともと、この獣医師広報板が開設された時にムクムク先生から連絡を
いただいて、「獣医師フォーラム」において他の先生方から教えを受け
ようと訪問するようになったのが、きっかけです。
にも、かかわらずに「意見交換」でレスしているのは、あまりに多くの
質問がこちらに書き込まれて下方へ流れていくのを見て行く事になった
からです。それは偲びないと思ったからです。

ですから、できるかぎりの投稿にレスをつけるようにしているのですが
やはりまず相談すべきは主治医にと考えていることには、今も違いはあ
りません。
レスが付かないままになっている、あるいはタイミングで書き込み直後
にレスしたりしていますが、レス付けの義務は負いたくはないし、その
中心者にもなりたくはありません。９７年の夏に獣医師広報板が開設さ
れて今年の夏で８年になります。その間、いろんな先生方が登場されて
、私はただ続けてきただけでして、研究者ではなく、権威のある獣医師
でもないし、著明な者でもありません。
誰もレスしなければ、私に答えられる事ならレスします。一介の町医者
であれば、それが分相応というものでしょう。
私を指名してしまうと、他の先生のレスを頂くチャンスを逃すことにな
るように思います。


「分離不安」については、動物がどの程度のパニック状態に落ちいるか
が、ひじょうに重要な要素であって、どこに線を引くかがむずかしい場
面があります。
そして、その診断以上に難しいのが、「飼い主さんの意識のあり方」で
す。飼い主さんの矯正というのが、私には手におえかねるのです。今で
は、その分野の勉強をされて、飼い主さんを傷つけることなく腰をすえ
て問題に取り組んでくださるような専門家が名乗りをあげている時代に
なりましたので、治療ということであれば、そのような専門家のお力を
借りることを勧めたいと思います。

そして、一読するに私が「動物なんでも相談」の方で書いたケースとは
異なるように感じています。
母猫や兄弟猫の存在も認識しているようですし、信長さん以外の人間の
存在も認知しているようです。
実際に御会いしてみないと断言できませんが、「甘え」の範囲のことの
ように思えます。

長くここにいると、ときおり自分の立脚している足場を確認したくなる
ことがあるのですが、あくまでも常連さんの１人であって、自分の目の前
にいる患者を優先する人間です。
あまり当てにされると心苦しいものがあります。

まあ、このことも信長さん個人宛に言っているわけではなく、信長さん
宛のレスの形をお借りしているということですから、あまり気にされま
せんように。
日時の経過とともに再度同じことを述べる場面がでてくるので、今まで
も、そしてこれからも、レスと同じで、発言し続けてきているというこ
となのです。
レス付けを負担に感じたくない、御気楽に参加したいというところなの
です。それが続けて行くコツのようなものだと思っています。