獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200503-7

Re:アレルギー対策
投稿日 2005年3月2日(水)15時23分 投稿者 ぷみよ

カルシファーさん、初めまして。うさぎアレルギーなのにうさぎ8匹飼っていますぷみよと申します。うさぎを飼い始めて半年でうさぎが元で喘息を起こし、以降10年今に至るまで喘息の薬を延々毎日飲み続けています。

犬のアレルギーがあるのに犬を飼いたいと仰られているのですね。お医者様なら間違いなく『あなたは自殺したいのか』と言われることでしょう。最初のうちは皮膚症状や鼻づまりなどだけでも、進行すれば喘息になること(私がそうでした)が予想されるからです。喘息を引き起こしてしまうと次から次とアレルギー症状が出ますよ。大人のアレルギーは子供と違って減感作療法などを受けない限り一生治りません。受けても治らないこともあります。そうなれば一生薬を飲まなくてはいけないかもしれません。
でもそれでも、飼った犬の命ある限り一緒に暮らしていく固い決意があおりなのですよね。

まずは犬種からいきましょう。ご存じの通り、犬には短毛種、長毛種がありますね。アレルギーがあるのですから毎日掃除をするにしても、毛が飛ばないのはとてもいいことです。短毛種をオススメします(ex.スムースチワワ、スムースダックスフントなど)頻繁にお風呂に入れるのは動物の皮膚にあまり良くないのですが、週1くらいはお風呂に入って貰いましょう。皮膚から落ちるフケでアレルギーを起こしたら困ります。家の中にいるときにはワンに服を着て貰うのも効果的です。空気清浄機を家の中で稼働させることも忘れずに。本来は家の中でなく、外で飼えるならその方がいいんですけどね。ブラッシングなどの手入れをする際にはマスクやメガネ(花粉用が宜しいです)をつけましょう。もちろん、遊んだ後には手洗いうがいは必ず、出来るときにはシャワーなどを浴びると効果的です。

うちではうさぎ専用に部屋を用意し、家中に空気清浄機を導入、私が世話をする時にはマスクをつけることで喘息のほぼ沈静化に成功しています。それでも薬は手放せませんけど。
私は飼ってしまってから喘息になったので、その仔が亡くなるまでと思い飼っていますが(既に10歳を超えましたがまだまだ元気)、姪御さんがこれから長い人生を過ごすにあたって、犬を飼ったことを後悔しないよう、アレルギーのことについてイヤと言うほど勉強されて、リスクを充分承知した上で飼育を始められることを願っています。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:「ペット用品販売」「犬の快癒整体」OrangeCafe様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。