意見交換掲示板過去発言No.0000-200504-104
RE、聴覚障害?? |
投稿日 2005年4月15日(金)20時02分 投稿者 田口正行
犬の水頭症の診断は、人とは異なり、脳室の拡大だけでは臨床症状を起こさない場合がある、と麻布大学の先生からの講演が昨年の獣医師向けの大きな勉強会でありました。 水頭症の診断は、超音波またはCT検査で、大脳の大きさに対する脳室の大きさの比を見る事と、カラードップラー付きの超音波検査装置で頸から脳底部の血流を確認して、両方の数値を総合して診断しないと、不必要に水頭症の治療をしてしまう可能性があるというものでした。 心配されている子の頭の形や、神経症状、疑わしい聴覚などからは水頭症の可能性が高いように感じます、主治医の先生が超音波検査を行えるのであれば、脳室の大きさは比較的簡単に確認できると思います。(脳底部の血流についてはカラードップラーが必要なのであまり一般的に行える検査ではありません) また、聴覚検査は、昨年の神経病研究会で麻布大学から検査を行なっている報告がありますので、大学へ依頼出来れば行えると思います。(方法は知りませんが、老齢犬の前庭疾患で内耳機能の検査を行なっていました) |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |