意見交換掲示板過去発言No.0000-200504-113
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投稿日 2005年4月17日(日)00時52分 投稿者 はたの
獣医師ではありませんがご参考まで。 柚吉さん マーキングの理由にはいくつか考えられますが、引越しと関係するとなると、「自分の居場所でない」不安感の関与が強いことが疑われます。尿を取って、「ヒトには不快ではなく、家具も変色しない程度」に薄めて家中に噴霧する、けしてイヌをしからない、マーキングしても叱るのではなく「そんなに不安な思うような環境に連れてきてごめんね」という態度で接する、といった対策が考えられます。 また、単純に運動量を増やすのもよろしいかと。 さちさん いわゆるフェレットフードに拘らずに探してみてはいかがでしょうか。(当時の)英国でもっとも生産数が多いブリーダーから聞いたところでは、生のウサギのブツ切りのみで安定的に累代飼育しているとのことでした。農村地帯で簡単かつ多量にアナウサギが射獲されるイギリスと違って国内でウサギの入手はやや手間ですし、フェレット1頭に対しては持て余すでしょうが、マウスやラットでしたら冷凍品がペットのエサ用に普通に流通しています。 ワルツさん 学校の授業をマジメにうけるのが一番です。さらに、英語と数学(統計)をみっちり勉強する、関連の学会・勉強会(国内外問わず)に入る、関連の論文・報告文を読む、(感情的に嫌であろうとも)歴史史料含めて捕鯨関連文献を読む、文化人類学の基本と捕鯨関連トピックを学ぶ、といったことは出来るでしょう。各地の教育委員会などが出している地方自然誌とか、新聞縮刷版とか、国際法や国際法史とか、勉強する対象はいくらでもありますね。少なくとも文献に不足はない分野でしょう。 当然ながら、留学の準備も。野外調査に耐えられるよう、精神力と体力を鍛え、食べ物の好き嫌いをなくし、身の回りのものや機器のトラブルに対処できるように裁縫や電気回路の修理、料理などに通じておくのもいいでしょう。 もっと肝心なのは、情報収集能力を高めることでしょう。世間知らずでもまあ許される中学生だとでもいうならともかく、獣医学科に在籍しているのなら、たとえば野生動物医学会の学生集会などを窓口にして水産なり理学系生物なり、また水族館なり生態やストランディングの研究者の事情を調べることは可能なはずです。意欲があり、可能な環境にいるのに事情に通じていないことこそが問題でしょう。 より詳しい人に尋ねるのも研究者のとるべき手法のひとつではありますが、専門家に尋ねてもかまわない程度には自助努力で調べるのが初学者としてのスジですし、いずれ研究するようになれば結局は誰かに頼るのではなく自分で調べることになるのですから、そうした習慣をつけておくのが得策です。マジメに文献を読み込んでいけば、著者の経歴などから、業界事情もおのずとわかってくるものなのです。 まあ、どういう専門がいいとか悪いとかズルすることを考える前に、厚さ2、3メートルぶんぐらい、愚直に文献をお読みになることです。地力さえあれば学部はどうでもいいのですし、地力がなければどんな学部で学んでもモノにならないのです。 |
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