獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200504-49

閑話休題
投稿日 2005年4月7日(木)01時11分 投稿者 鳥飼い

鳥飼いです。
舌の根も乾かぬウチに、で恐縮ですが私の子供の頃の思い出話も一つ。
私が自分のこずかいで最初に飼ったのがセキセイのつがいで、お店の人に
「もうお腹が大きいから卵を産むよ」ってそそのかされて無謀にも最初から巣引き
に挑戦してしまいました。確かに卵を産み、待望の手乗りを育てる事ができたのですが
どうもメスの様子がおかしい。お腹が小さくならない。
巣箱を取り去り、オスを別のカゴに入れてもダメでした。卵を産むワケでもないし、
卵秘の様だとは思いましたが未熟な私には判りませんでした。

その頃は近所に獣医さんは犬猫病院が一軒しかなく、ダメ元で相談しましたが
「鳥は診ない」とすげなく断られました。ペットショップに訊いても相手にして貰えず、
困り果てた私は飼育書に記載されていた「卵詰りの対処法」を試みました。
今となっては「絶対にしてはいけないとされる民間療法」のフルコースを、です。
結果は無残なものでした。私にとっては助けたい一心でしたが、
いったい、どれほど苦しめてしまった事でしょうか。
愛情故にこそした行為ですが、、、誰を責めるべきかと問うならば
やはり私なのでしょう。苦い経験です。

残されたオスは荒鳥そのもので全く懐かず、子供心に「可愛くないなぁ」と思い、
手乗りとして育てた子達ばかり可愛がりました。
しかし、何と言う皮肉かこのオスがセキセイとしては最も長く生きました。
迎えた時点で成鳥でしたが実に18年もの長さです。子供達は10〜15年程度でした。
妻にも子にも先立たれ、たった一羽となっても飄々とさえずり、つぶやいていた姿が
印象に残っています。そして半放置状態のオスが最も長寿だった事は私の小鳥の
飼育観に少なからず疑問を与えました。
どちらが良い飼い方と言えるんだろうかと。
このオスは私が近づくと離れるクセに帰宅すると一際鳴いて迎えてくれる
不思議なヤツでしたが彼なりの距離感を私ととっていたのかもしれませんね。
最初に死なせたメスと最も長い年月を共にしたオス。
このセキセイのつがいは今でも私の中で忘れられない特別な存在です。

ちょっと恥ずかしい昔話でした。

>チーママさん
きっと不愉快に思われる方も多いと思いますのに、
こちらこそありがとう御座います。
また、ごにょごにょと意見を述べる事もあるかと思いますが、
こんな人の意見もあるんだと軽く聞き流して下さいです。

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