意見交換掲示板過去発言No.0000-200504-97
RE、無菌性結節性皮下脂肪織炎について |
投稿日 2005年4月14日(木)03時28分 投稿者 田口正行
ミニチュアダックスの無菌性の化膿性炎症は、最近になって多くなっている病態です。 僕はダックスフンドで2例経験していますが、1例は避妊手術後、1年ほどして腹腔内に肉芽腫性の結節が多発しました。 胃の1/3、十二指腸の切除吻合、左腎臓尾側の肉芽切除などを行い、その後はエンロフロキサシンという抗生剤を3ヶ月ほど内服して、現在術後2年以上経過していますが再発の無い症例と、他の病院で去勢手術を受け、少ししてから腋下部に排膿を起こしてきた症例です。 この子も抗生剤だけの投与で緩解?治まっています。 僕が避妊手術をした症例では、絹糸を使用していましたので、これによる免疫刺激を疑い、その後の避妊手術はすべて吸収性の縫合糸だけを使用するようにしています。 その後にはダックスでの同じ病気は見ていませんが、別の犬種(ウェルシュコーギー)で、足の裏側に同じ病理診断を受けた原因不明の肉芽腫性の炎症を経験しています。 もしかしたら、ダックスさんはアレルギー?でこの炎症を起こしやすいのかもしれません、けれども、僕の経験は少ないのですが抗生剤だけで回復していますので何らかの感染症ということも否定できないかもしれません。 いずれにせよ、絶対に治らない病気ではないと思います(原因がはっきりしていませんので、個人的な意見です)。 |
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