意見交換掲示板過去発言No.0000-200505-187
re:セキセイインコのヒナの腱はずれ |
投稿日 2005年5月27日(金)16時43分 投稿者 プロキオン
5月24日の ミラクルさんへ すでに複数の方から、レスがついておりますが、「脱腱症」は、決して 死に繋がるものではありません。 むしろ、その状態でいつまでも生存していくからこそ、「安楽死」とい うものが勧告されてしまうのだと思います。 宗教観や死生観の相違が原因だと思われます。欧米では手術の適応とな らない疾患や薬剤でコントロールがきかなくなった疾病について、ひじ ょうにあっさりと安楽死が選択されますし、飼い主も当然の事として、 受入れます。 神に代わって、動物達を管理する権限を得ているというのと、苦しみを 長引かせること自体が悪であるという理屈もあるのでしょう。 このあたりの事情は、いくら話し合っても溝がすぐに埋まるということ もないのではないかと考えます。 生後3〜4日でないと、テーピングの効果がないとの説明だったようで すが、これもお断りするための話しのように感じました。生後3〜4日 の雛であれば、これは親鳥のお腹のしたにいるのであって、飼い主さん には分かりませんし、テーピングそのものも実施しようがないでしょう。 時期としては、遅いかもしれませんが、遅すぎるというのでもないよう に思います。 テーピングしてくれる病院がなければ、自分で本を見ながらやってみて はどうでしょう。外れた腱が元にもどるというのでもありませんが、関 節に変な癖がつくのは軽減できるかもしれません。 口蓋裂の話しとも重なりますが、動物が自分自身を不幸と考えているか どうかは人間には分かりません。 飼い主さんの想いが、そのまま投影しているだけであって、鏡を覗いて いるようなものだと思います。動物自身が意思表示できなければ、別の 概念で幸、不幸が取り扱われてしまうのもいたしかたないのかもしれま せん。 |
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