獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200505-62

Re:プレドニソロンについて
投稿日 2005年5月7日(土)01時44分 投稿者 パールちゃん

ナーシャのママさんへ。
プレドニソロン5mgの半分を毎日なら副作用を恐れることはありません。
それによってかゆみが減ったり止まったりするなら投薬を続けるべきです。
ゴルビーちゃんの体重はなんキロでしょうか。
10〜15キロくらいの中型犬なら5mg丸ごとを毎日でも大丈夫ですし、
かゆみのひどいときは朝5mg夜5mgの一日2回にしてあげてもいいです。
プレドニソロンは中型犬に対して一日当たり20mgも与えるなら副作用の心配がありますが、
10mgくらいまでなら神経質に副作用を気にするものではありません。
ステロイドを投薬するときいちばんいけないのは、
副作用を心配するあまりにかゆみを止める効果が出ないような少量を恐る恐る与えることです。
これではせっかく投薬してもその効果が得られません。
かゆみがひどければ適切量内でやや強めに使うこと、
それで効果が得られたら少し薬の量を減らしてかゆみをコントロールすこと、
そしていきなり投薬をやめるのではなく少しずつ少しずつ薬量を減らしてからやめること、
これがステロイドを使う際の3大ポイントです。

皮膚疾患のある犬は免疫力が落ちているためさまざまな化学物質に過敏に反応したりします。
寝床の敷物は化学繊維ではなく綿100パーセントのものにする、
飲み水やゴハンの食器はプラスチック製品ではなく陶器のものにする、
消臭剤や芳香剤や蚊取り線香(蚊取りマット)などの薬剤から遠ざける、等々、
それらに配慮するだけでも苦しいかゆみが軽減したりします。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。