意見交換掲示板過去発言No.0000-200507-77
>集合注射の事故について |
投稿日 2005年7月6日(水)21時04分 投稿者 わたらい
こんにちは。 別に全国の事情に詳しい獣医師という事ではありませんが、知っている範囲で少しだけお答えしておきます。 狂犬病の集合注射について、その地方の獣医師会で何らかの保険が存在するケースは確かにあるのですが、全く何もしていない事も多々あり、会員(獣医師)各個の裁量に委ねられている場合もまた多いものです。 保険にも色々あるようで、獣医師側の過失によってヒトやイヌが怪我、死亡した場合に備えたモノ(飼い主に対する)や、逆に獣医師やスタッフの会場移動中の事故や会場での怪我に対する備え(獣医師に対する)のための保険があります。 比較的大きな会社組織としてやっているところなら、そこで働くスタッフも、なんやかやで結構色々な保険に入っているでしょうし、小さな所なら全く何も入っていないかもしれません。 だからこそ、今回書き込みのなされた事例など、キチンと保険に入っていた方ならソチラに話が行って終わっていたケースではないでしょうか? もちろん、飼い主サイドでも自分のイヌがヒトを咬んだ場合などに備えて、なんらかの保険に入っておけば問題にならなかったかもしれません。 結局、保険とは掛け捨てになる事が多いモノですから、いちいち入ろうとは思わない、ほとんど損をしてしまっていることの方が多いはずです。 ただ、「入り方」によっては胸をなで下ろす事態もあり得るでしょうから、なかなか難しいお話だと思います。 損をする保険の使い方と特をする保険の使い方、ワクチン接種を受けるべきか受けないべきかで似たようなことを書いたことがありますが、これもそういった事例といえるでしょう。 ちなみに、立場は逆ですが、ワタクシだったら100万も請求されたら自分に如何様な過失があろうとも、絶対相手の要求なんて飲みません。 あり得ないこともない数字ではありますが、同時に非常識さも感じます。 正面から徹底抗戦するか、裏でネチネチと虐めるかはわかりませんが、まず時間をかけてじっくり腰を据えてヤルでしょうね。 もちろん、可能なら、平和的な話し合いが先なのは当然ですが。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |