獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200508-125

夏休みですねえ
投稿日 2005年8月14日(日)02時49分 投稿者 はたの

獣医師ではありませんがご参考まで。

>あさみさん
 高校生なら仕方ないともいえますが、動物園・水族館の獣医師というのはまあ買い手市場ですから、もう少し一般常識を学ばれないと勝ち目は薄いと思いますよ。sutemaruさんのレスを改めて精読なされるべきでしょう。
 あえて丁寧に補足すれば、日本には海獣獣医師という公式の存在はないのです。まず、ふつうの獣医師になり、その後、どういう路に進むか、というだけです。北里でもよいでしょうし、他の獣医大でもいいのです。
 
 飼育係と獣医師の資格や職掌がどのように異なるかは調べればわかることでしょう。当然ながら進路は異なります。後者には国家資格が必須ですが、前者はそうではないのですから。
 海外留学は、単に留学しただけでは何にもなりません。いまどき箔がつくというハナシも聞きません。問題は地力です。

>りぼんさん
 法令や通達、あるいはそれに順ずる事柄に関してはしかるべき担当の役所に問い合わせるのが最も正確です。また、検索で簡単に引っかかることを質問するのは掲示板の使い方として上出来とはいえません。
 専用の体温計があるかどうかも調べてみればわかることですし、何より、動物病院でどのような体温計が普通に使われているか見ればわかるでしょう。測定部位は、基準とする「38.5度」の測定方法によって異なりますね。また、何度以上ならどうのこうの、というが一概に言えないのも当然でしょう。体温だけが異常を示す指標ではありません。平熱だって具合が悪ければ受診すべきなのですから。

>学生さんさん
 前述のとおり私は獣医師ではありませんが、畜主の立場で見聞した限りでは、センスによる部分が大きいように思います。むろん経験豊富な先生方は総じて上手ですが、上達する効果と、不器用な人は廃業するとか他者に任せるようになるとかといったバイアスもありそうですし・・・が、まあ、器用な人は最初から当たり前にできるものです。私に限らず、末期を自宅で看取ろうという畜主の多くは、正規の教育を受けていない見よう見真似で、(最初は)ぶっつけ本番で、(血圧が低かったり血管壁がぼろぼろだったりの)悪条件の患畜相手に普通にできてしまうわけで。
 ご本人のご希望もあるでしょうし、上達しようという熱意は尊いと思いますし、比較的若いうちにある日突然うまくなってくだされば問題はないんですが・・・畜主として率直に言えば、静脈留置一般(ゲテモノとかマウスの故相手とかならまた別ですが、それなりの大きさのイヌネコ以上相手なら)に悩む不器用な学生さんには、臨床以外の道(さもなくば何か特別な強みとなる専門を持ち、経路確保は他のスタッフに任せられる体制で臨床にかかわる形で)で獣医学に貢献してほしいと願うものです。生きている生き物相手に切った貼ったしない分野もいろいろあるではないですか。
 不器用な獣医師に当たって、「俺がやるから替われ」と言いたくても言い出せない畜主の気持ちも考えてみてください(まあこれは獣医師相手に限らず、留置に限らず、人医や看護師相手にも思うわけですが)。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。