獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200508-24

RE、RE、誤診に対する対処方法はありませんか?
投稿日 2005年8月2日(火)17時54分 投稿者 osaka

ご意見有難うございます。
C動物病院で実施いただいた血液検査はスペクトラム ラボ ジャパン社のSPOT TESTでした。
血液検査の結果は陰性:64、疑陽性:7、陽性:21、強陽性:0でした。
陽性:21には大きく分けて「草」「雑草」「樹木」「真菌・カビ」「ハウスダスト」「食物」「室内」がありました。
特に「食物」では兎肉、鶏肉、大豆、七面鳥、大麦、ビール酵母に反応しており、ジャガイモは陰性でした。
アレルギーの発症傾向には「2つ以上の要因が重なり臨床的閾値を越える」とあり、対策として生活環境中のアレルゲンを除去する。つまりその動物の臨床的閾値内になるよう1つでもアレルゲンを除去すると症状の改善が見られるとWALTHAMからの資料に記載されています。
スペクトラム ラボ ジャパン社の資料にもアレルギーの治療は、非常に困難な課題です。
治療法としては、沐浴、抗炎症薬の局所及び全身投与などがおこなわれていますが、減感作療法や新しい免疫療法も注目されています。
基本はアレルゲンからの回避と反応を抑制することが基本ですので、何がアレルゲンになっているかを知ることは治療の始まりと言えます。
92種類のアレルゲンを検査できるSPOT TESTで治療計画をスタートさせてくださいとあります。
最初のA動物病院とBペットクリニックは治療の始まりを間違えていると思います。
おっしゃるとおり獣医療の先っぽがそこいら辺りなんだと思った方がいいですね。
C動物病院の先生に出会えただけでも幸せですね。

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