８月２１日の　ゆんさんへ
私も、その説には疑問を感じますね。食餌中の量を制限するということ
と、０にしてしまうと言う事は別です。
不足しているから、骨から溶解抽出するというのであれば、逆に過剰に
投与する際の腎臓の負担の負担も検討しておかないと、話しとしては不
公平でしょう。
また、結晶の芯となる剥離上皮の量も膀胱に炎症があるか否かで著しく
異なります。つまり、ミネラルの多い少ないとうだけの単一的な問題で
もありません。
これに逆説的な提言を持ち込まれても、発生機序にまつわるお話が、か
えって理解しにくくなるだけのように感じます。
この手の話の真偽は、症例数を重ねて実証していくしかないように思い
ますが、私は敢て我が家の動物達（猫しかおりませんが）で実験してみ
ようとは思いません。それ程のお話とも受け取れませんので。

どのくらいの頭数の犬を使用して実証データーがあるのかお尋ねしてみ
てはどうでしょうか？　お手盛りの実験というのではなく、どのくらい
の数の病院が実証試験に協力しているかという点がポイントになります。


８月２２日の　ぶうさんへ
フェレットにおいては、内分泌異常をきたしていることが多いようです
ので、たしかに心配ですね。
便の検査しかしていないとのことなのですが、その検査にもとづく治療
で効果がでないということなのですよね。この場合、あきらかな原因と
なる事柄が便の検査で出ているのでしょうか？
もし、原因が見つかっておらず、漫然と治療をしているのであれば、こ
れは考えものです。別の検査、別の治療へ進むべきだと思います。


８月２２日の　みるくさんへ
鼻の色が黒くなるかならないかは、誰にも分からないでしょう。
子犬の両親の鼻の色を確認してみたらどうでしょうか？　血統書があれ
ば、生産者の氏名は分かるはずですが。


８月２３日の　やっぴーさんへ
猫は交尾排卵動物ですから、排卵を促すための交尾やネックバイトがな
ければ、お書きになられているような周期で発情に不随する行動がいつ
までも繰り返されます。
この間、卵巣には成熟した卵胞が存在し続け、乳腺はエストロジェンの
影響下にあり続ける事になります。
通常は、猫の方で陰部を机の足や何かの角に擦り付けたり、頭部から首
筋を飼い主に擦り付けたりして、その刺激で自ら排卵を促して、発情を
終了させたりしているものなのですが、どうも、それがうまくいってい
ないということなのでしょう。
大量のエストロジェンは、貧血の原因と成りますので、このまま放置し
ておくよりは、ＨＣＧ製剤によって排卵させてしまった方が良いように
思えます。
また、今後もこのようなことを繰り返す可能性があるのであれば、主治
医の先生が勧められた避妊手術を実施した方が、本人である猫のために
はよりベターな選択だと考えます。


８月２３日の　ののさんへ
助けをもとめている動物というのは、なにも海外に限らず、国内にもい
るのですが、今回は「海外で」ということですから、まず、語学の勉強
優先ですね。
日常会話に不自由しないレベルの言語が使えるようになれば、直接手を
くださなくても、通訳ということでも、手助けができるはずです。


８月２４日の　母さんへ
すでにスキーさんからのレスでやりとりが終了している感がありますが。

私が獣医学科のある大学を受験するとき都内では国立で、東大と東京農
工大学の２つで、私立が２校、神奈川に私立が１校でした。
つまり、この私立３校には必然的に受験生が集まってしまって、競争率
は高くなりがちなのです。
そのときの私立３校の授業料は、２４万、３０万、３６万円でした。私
が入学したのは、３０万円の大学でした。２４万円の大学は施設を見て
入学後に別途お金がかかるかな？と感じたものです。
しかし、実際には、私の入学した大学こそが、卒業の頃に学費の大幅な
アップがありました。
このような要素は、外から一見しただけでは予測がつきませんし、自分
の母校であっても、今、学費がいくらかかるのか、私には見当もつきま
せん。学費であれば、直接大学に尋ねるか、蛍雪時代でも参考にされた
方が確実ですよ。
学費以上に問題なのが、大学のある街における生活費です。スキーさん
もこの点に言及されていますが、費用としてはこちらの方が大きいはず
です。地元に大学があると、相当に助かるんですけどね。

また、食肉検査員とか食鳥検査員、家畜保健衛生所等の公務員になるの
であれば、卒業と同時に親御さんの肩の荷も下ろす事ができますが、小
動物診療の道へ進むのであれば、何年続くかは分かりませんが、「研修
医」の時代も親御さんの支援は必要になると思います。
「研修医」には、貯金なんて余裕はありませんから、研修医を卒業して
独立開業したいということになれば、さらに大変な負担となりますね。
まあ、この辺は、今、心配してもしかたないです。（笑）

学費は、ローンを組むことが可能ではないかと思いますし、成績優秀で
特待生になれば学費免除ということもあります。
当面のもっとも大きなハードルは大学入学試験です。高い競争率を突破
してしまわない限り、先への展望がありませんから、「医歯薬獣」専門
予備校の授業料を心配されている親御さんも、中にはおられるのではな
いかと思うくらいです。
昨今は、「獣医師国家試験予備校」まで開設されており、１人前の獣医
師になるまでに　いったいいくら必要なのか、とんと分からなくなって
きました。