3匹ともに授乳しているなら、ひとまず安心です。
お乳があまり出ていないみたいとのことですが、それには仔犬の数と出産からの日数経過が関係します。
仔犬の数が少ないと吸われる刺激が少ないのでおっぱいがパンパンに張るほどの量のお乳はたまりません。また、出産日から1週間ほどの間はそれほどたっぷりとお乳は出ません。ふにゃふにゃで頼りなかった赤ちゃん犬の手足にムチムチした筋肉がついてくるころから仔犬の成長に合わせるかのようにお乳がたっぷり出るようになります。
乳首を絞ってお乳がにじみ出てくるならば大丈夫ですからお乳の出具合は心配しなくていいですよ。
お乳に吸いついたまま仔犬が居眠りしてしまうなら満腹した証拠、いつまでもいつまでもモゾモゾと乳首を渡り歩いて動き回りピーピー鳴き続けるようならお乳が足りなくて満腹できない証拠、そう思っていてください。

産室はどこだったのですか? ベッドの上じゃなかったようですね。産んだ場所でそのまま育児をするのはなんか落ち着かない気分・・やっぱりベッドの上がいいわ・・母犬はそう思ったのでしょうね。おチビちゃんをくわえてウロウロしていたのはそのせいかもしれません。
ベッド上を育児スペースにしてもいいのですが、ベッドと床の高低差がありますよね? 仔犬が落ちる危険、母犬が飛び乗り・飛び降りするときの体への負担、それが問題です。人間がいっしょに寝るのは育児の邪魔になりますし、仔犬を圧死させてしまう恐れもあります。
うまくしたもので仔犬のハイハイは手足左右均等に力が入らないようになっています。そのため直線的に進むことはなく、左か右に大きく円を描くようにしてやがて元の場所に自然と戻ってくるようになっています。遠くへ行ってしまわないようになっているんです。生き物の神秘ですね。とはいえ、ハイハイはベッドの面積よりはるかに大きな円を描きますから、仔犬の安全を第一に考えるとできれば育児場所は平らな床の上がいいです。ベッド上だと活発にハイハイを始めたときに、、落ちますよ。

6歳での初産は犬の場合は高齢出産です。心身ともに母体には負担が大きいですからよく気をつけてあげてくださいね。