獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200509-233

マルチレス
投稿日 2005年9月29日(木)11時22分 投稿者 プロキオン

9月27日の ミ〜さんへ
疾病として一生ステロイドを服用しつづけなくてはならないものはない
ように思います。
気管支炎は、慢性化した気管支炎なのでしょうか、それとも何かアレル
ギーに関係した気管支炎なのでしょうか? たしかにステロイドは良い
薬剤なのですが、漠然と長期に亘って服用すべきものでもありません。
必要な時にはバシっと躊躇せずに使用した方が良いのですが、いつ、ど
のように離脱していくかはとても重要なことです。
「原因はなんだか分からないが、とにかく一生服用するように」では、
私だって不安を感じます。


9月27日の なっちゃんへ
発情の終了が間違いないのであれば、手術してよいのではないでしょう
か。
ネットではなく実際に動物病院へ犬を連れていって相談すれば、迷うよ
うなことでもないと思いますが。


9月27日の たまさんへ
猫BBSのたまさんですよね。 猫の背中の皮筋反射のことであれば、
いつも同じようにあるとは限りませんから、それだけで異常とは言えま
せん。
しかし、頭部のガス貯留の件がありますので、一応皮膚の触診はしてお
きたいところです。2軒の動物病院が診察して、「気にする程のことで
はない」ということであれば、第三者としては、「まあ、そういうこと
なのだろう」としか申し上げようがありません。
それでも気になるようであれば、まず体温を測定してください。発熱が
認められるようであれば、白血球数をカウントするなりの次の展開があ
るかもしれません。


9月27日の 皮膚病さんへ
「膿皮症」のことですね。この疾病は、一般的な疾病であってとくに治
療困難なものではありませんし、開業医であればお馴染みともいえます。
それが、なかなか改善しない、犬は10ヶ月齢ということであれば、膿
皮症の基礎疾患として、別の疾病が潜んでいるのではないでしょうか?
このこと自体もありがちな話であって、成書でもセミナーでも、よく触
れられています。


9月27日の ダックスさんへ
販売元へ連絡すれば、いくらでも資料は手に入りますよ!
むしろ、索引欄にある参考文献を子引き、孫引きと繰り返していって、
どこまでヤルキがあるかの方が気にかかります。
資料や文献は、集めはじめると際限無く増えていってしまって、挫折し
そうになります。でも、ある一点を超えると、文献欄の記載が重複する
ようになってきて、やっと安心できるようになります。
論文を書くということは、そこまでやることが必要なのです。その理由
は何故かというと、「穴」や「落ち」のある論文には、誰も価値を認め
てくれないからです。
こんなことを言うのは、ネットで資料を尋ねているからなんです。なん
か心もとないんです。中学生や高校生が学園祭で発表用にというのであ
れば、まだ理解できるのですが。大学の卒業論文であれば、指導教授も
いるだろうに相談していないのかという疑問からです。


9月27日の 梨さんへ
こちらの掲示板では、中傷や宣伝に繋がりかねないということで、病院
名として実名は掲載しないのが、ローカルルールとなっています。
# 匿名であっても、特定できてしまうものはアウトですが。
したがって、御自身のメールアドレスを記載しておかないと情報は、入
ってきませんよ。


9月27日の にゃんころさんへ
猫のパルボウイルスは、広く存在していますので、大方の外猫は、3歳
くらいまでの間に、どこかどうかで一度は接触することになっていると
思われます。
したがいまして、消毒や消却というのも他者への感染源とならないよう
にいう心遣いの一端ということになります。
先住猫がワクチン接種済みであれば、あまり神経質になる必要はありま
せん。そのためのワクチンとも言えます。
ただ、消毒した方が良いか、しなくても良いかということになれば、や
はり消毒した方がよろしいでしょう。猫パルボについては不活化ワクチ
ンですから、その効力は短いです。ワクチンによる免疫抗体価が下がっ
て病原性をもった野外ウイルスを抑えることができなくなれば、やはり
感染発病してしまいます。
できる範囲のことでかまわないのですが、実施可能なことはやっておき
ましょう。


9月28日の ペルさんへ
ストレスかもしれませんし、他に原因があるのかもしれません。
実際の様子を確認する必要があるでしょうね。
本人自身がどんな子であるか、そして環境や人間関係も知る必要がある
ように思います。

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