意見交換掲示板過去発言No.0000-200510-210
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投稿日 2005年10月31日(月)16時40分 投稿者 プロキオン
10月29日の ナナさんへ ネットでは診断できませんので、まず動物病院にて受診されることです。 聞きそびれた事、理解できなかったことがあったら、また御相談下さい。 ネットで癌かどうか判断できるくらいであれば、誰でも獣医師になれま すし、国家試験も臨床研修も必要なくなってしまいますよ。 10月29日の トロさんへ 猫の品種や年齢が記載されていませんが、消化機能が低下して毛玉が便 秘を起こしているのであれば、毛玉がでやすくなるようなものはありま す。 でも、「巨大結腸」と呼ばれるような状態であれば、猫にも飼い主さん にも手にあまることです。そういう点をしっかりと鑑別してみる必要が あります。 10月29日の ひゃーさんへ 猫にも花粉症はあるのかという御質問ですが、あるのではないでしょう か。 動物においても、花粉症とは限りませんが、さまざまなアレルギーが存 在しています。アレルギーの原因となるアレルゲンの中に花粉が入って いれば、それはすなわち花粉症と言えます。 また、何の花粉に反応しているのかを明らかにすることができない症例 の中にも、人間の花粉症と同様の臨床徴候を呈すものも見られます。 10月29日の はとさんへ はたして、本当に癌なのでしょうか? ハムスター(臭腺の位置からで あればジャンガリアンと想像しますが)の臭腺の位置に瘡蓋(痂皮)が 形成されて、そこから膿のような分泌物が出て来ているのであれば、普 通は「臭腺が詰まった」と判断されるのではないでしょうか。 癌とは、つまり新生物であって、そこに今までなかった組織が形成され ているはずです。その新生物が腫大して血管からの栄養がいきわたらず 自壊して化膿したというのであれば、そのような状態を気づかずに放置 していたことは感心できません。 「臭腺が詰まった」状態でも、お書きになられている状態と同じ状態に なります。こちらであれば、溜まっている分泌物を搾ってあげて消毒し ておけば大丈夫です。 結果に、天と地ほどの差があることですので、ぜひとも別の獣医師で実 際に診察できる状態にある方に確認してもらってください。 記載内容からでは、私には腫瘍ではなく、炎症のように感じられるので す。 また、キッチンペーパーはハムスターの体を清潔に保つうえでは、よい ものであって推奨されている思います。 ただ、じきに咬みさいてしまいますよ。チップよりも細菌や汚れを体に つけないし、観察にも都合がよいということです。しかし、尿について はこまめに交換を…。 10月29日の ロックンさんへ まずは、執刀された先生にどのような状況下で、何がおきたかの説明を 求めるべきでしょう。 誰かを恨むにしても、自分を責めるにしても、原因を知らなくては始ま らないことと思います。きちんと説明を受けたうえで、御自分なりの考 え、受け止め方があるのだと思います。 10月29日の プー太さんへ フェレットのアリューシャン病については、しばらく前にネットでも話 題になっていましたが、その後は一時程のことではないようです。 それでも、また散発的な発生が見られているということになるようです ね。 流行がある系統のもの、同じ系統でも輸入時期が重なるものに特に多か ったようであって、対応が取られているというように理解していました。 疾病そのものについては、触れませんが、私が気になったのは、「薬漬 けで隔離は可哀想」という言葉です。 「薬漬け」と表現されていますが、注射の1本くらいで治癒する疾病と 御考えでしょうか? とすれば、もう一度この病気やフェレットという 動物について勉強していただいた方がよろしいと思います。 それとも、治療そのものが嫌ということでしょうか? 「隔離」も絶 対に病原体であるウイルスを拡散させない自信をお持ちなのでしょうか ? 「薬漬けで隔離はかわいそう」と言われてしまえば、動物病院が一生懸 命に治療する意味がありません。今、治療している獣医師に対しては、 そのような発言はしないで下さいよ。 治ることを期待していないような言葉は、患者も獣医師も傷つきますの で。これは、あえて苦言を呈する必要を感じました。 10月29日の ナミさんへ ゲル状のものを踏んで肉球につけてしまったということではないのです か? 傷があって、そこから分泌されてきているのであれば、一度診察しても らって確認してみて下さい。その方が話が早そうです。 10月31日の たむらさん 獣医師広報板には「動物よくある相談」という「定番質問の回答集」が もうけてあります。 http://www.vets.ne.jp/faq.html その中の「動物病院」というコンテンツに「獣医療はビジネスなのか」 という質問に対するレスがございます。ぜひとも一度目を通していただ けたらと存じます。 動物を保護して病院に持ち込む方には、「あなた(病院)と私の関係」 しか見えておりませんが、病院からは大勢の中の1人として位置付けか ら見ています。というか、そういう対応をせざるを得ません。 誰か1人の特別扱いは、公平な病院運営にはなりませんし、経営として もいささかまずいですね。 |
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