麻酔というものは、生態機能の低下を招くものですから、体温が下降することは付随し
てみられます。
麻酔の覚醒過程において、動物が痙攣して体温を上昇させようという現象が認められる
ことはあります。
また、いわゆる「夢を見ている」という状態で、体の筋肉がピクピク痙攣しているよう
に反応しているという現象も知られています。
これらのとは別に、脳の上位中枢が麻酔で抑制を受けたために隠れていた神経疾患の一
環としての痙攣が出現したとも考えられないではありません。

お書きになられれている「痙攣」が、どのようなものであるかは、実際に目で見て確認
するしかないでしょう。
ピクピクしていると、ガタガタしているでは、程度に差があることは理解できますが、
そのように表現している者の認識の程度や感受性までは把握することができません。
Aさんのピクピクが、Bさんのガタガタよりも実際には重度であったということもありえ
るのです。

ここで書き込まれている「痙攣」の意味合いについては、主治医の先生にお聞きするの
が適当ではないでしょうか。

麻酔の覚醒時間については、年齢よりも導入に使用されている薬剤の種類による差も考
慮した方がよいかもしれません。
維持に使用されたガス麻酔であれば、さほどの差はないように感じています。