獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200601-218

ももさんへ
投稿日 2006年1月25日(水)04時19分 投稿者 sutemaru

そのチワワちゃんはももさんと会えて幸せですね。ブリーダーさんにも色々あるでしょうが、このようなお話を聞くと本当に悲しくなりますね。
ペットショップで入れられっぱなしだった子や、普通の家庭でも色合いが気に入らないとケージに赤ちゃんの時から入れられて、大きくなってもそのケージを変えてあげなくて、立つ事も出来ず横座りで育てられた子が居たり、幼い時の記憶や育て方が影響を大きく与えている子を見ますが、やはりそのような環境にした人間の影響って予想しない時に出てきて吃驚したりしてしまいます.それでも温かい愛情を感じて暮らす事できっと心が通じてくれると思いますよ。
ケージに入れっぱなしだった子は片足の発育も遅れていましたから(何時も下のほうになっていたためだと思います)、連れて来る時に殆ど歩けませんでした。数メートル歩くと動けない状態を、徐々に決して無理をしないで散歩の距離を伸ばす事で段々元気が出てきて、もう五年以上経ちますが今では野山を駆け回れるほど元気に遊んでいます。その子はコーギーなので元々は走る事が大好きな子ですから多少足の発育はまだ違いはありますが、見た目には分からないほどになりました。
ペットショップのほうはイングリッシュスプリンがーですので狭い所にずっと置かれていた為、引き取ってすぐの時は見ているこちらの目が回るほどぐるぐる同じ所を回っていましたが、やはりもう5年以上経つでしょうか今はグルグルの範囲がお部屋一杯くらいに広がりました。チワワちゃんは歩く広さがなかったのでしょうから座る事が時間を過ごすスタイルだったのでしょうね。
のんびりと探検させて、無理をせず、動く事が許される事に気が付くまでそっと様子を見てあげていれば「あれ?もう少し先にも行けるみたい」って段々歩く筋肉も付いてくれると思いますよ。抱っこできるなら胸に抱いてももさんの心臓の音をのんびり聞かせて上げるのも良いでしょう。産んでもそのような所ですと、赤ちゃんはすぐ取り上げられたりしてきっと赤ちゃんに十分な愛情をも与える時間を持たせて貰えていないかも知れません。心にもきっと自分で解決できない傷が知らず知らず付いているかもしれません。
ももさんの愛情の温かさを知った時、ヘレンケラーではないけれど目から鱗が落ちるように甘えたり喜んだりの感情が湧き出す事がきっとあるでしょう。表現の出し方も知らないかもしれませんからこちらが一方的に与える愛情で良いとして、返してくれる感情はのんびり待ちながら大きな気持ちで受け止めてあげてくださいね。これからがチワワちゃんの感情の芽生えになってくれる事を心から祈っていますね。

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