意見交換掲示板過去発言No.0000-200601-281
re: 脊髄脱臼 |
投稿日 2006年1月30日(月)16時34分 投稿者 プロキオン
下の方にURL を紹介しておきますが、このサイトの「ファミリー紹介」というコンテン ツを覗いてみてください。 椅子に乗って寝ている猫(キジトラ)は、下半身麻痺でして、かつ、毎日膀胱を絞って 排尿させてあげる必要がある猫ですが、この高さの椅子であれば、自力でよじ登ります。 また、黒猫の方は、当時、両方の後ろ足が動かず、右前足も骨折で木っ端微塵でした。 右前足は曲がったままで、まっすぐになりませんが、後ろ足はつかえるようになりまし た。今は、3本足でとびまわっています。 子供達は、その様子をチャキリン、チャキリンと表現しています。どちらの猫も1ヶ月 の間隔で捨てられていて、すでに事故から5年経過しています。 こういう神経系の勝負は脊髄の損傷から2〜3日以内が勝負です。1週間経過してしま うと格段に治療効果が落ちます。 一番重症だったのは、頚椎の2箇所の脱臼していた猫で、4肢の麻痺と顎の骨が骨折し ていて、口腔に穴があいていて、ハエの蛆がそこから出入りしていました。 この猫も2ヶ月に満たない猫で、本人に生きよう歩こうという意志がありましたので、 手術しなくても内科的治療のみで、歩けるようになっています。 黒猫の方も手術したのは、前足だけで、後ろ足の方はしていません。この黒猫も事故の 当日に血を流している状態で捨てられていましたから、治療に反応しました。キジトラ の方は時間が経過していたらしく、同じ治療でしたが、反応がありませんでした。 まあ、それでも、生きていくことができるのは、ごらんのとおりです。 「ニャンニャンホーム」 http://www.hpmix.com/home/miyayuka/ |
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