そうですね、我が家の場合は、ハムスターでした。
長女が保育園の頃、少しばかり引っ込み思案だったので、何か他の子に自慢できるもの、
より詳しいものがあったらと考えていたところへ、義兄の家でハムスターが殖えてしま
ったので飼育してくれないかと頼まれたことがきっかけでした。
私自身も学生時代に飼育していたので、日常の世話についてはバックボーンがありまし
ので、それがよかろうという感じでしたよ。
で、長女は大雪師走さんの「ハム研」から、大人用の飼育書まで読み漁り、いっぱしの
「ハム通」になりました。

肝心なのは、ハムスターは顔の表情に乏しく、あまり鳴かない動物なのですが、仕草や
態度で、感情を伝えてきます。
そういう相手の気持ちを読み取ることができるやさしい気持ちを子供が持ってくれるか
どうかがとても大切なことと言えます。
間違えても、「自立行動型カーボンユニット」とか「リセット可能なデバイス」という
感覚を持たせてはならないことです。子供が自己の感情のはけ口として、小さな自分よ
りも弱い命に対して、ひどいことをしないように監督していなくてはならないことです。

我が家は、アパートでしたので、ハムスター以外にも金魚もアマガエルも飼育していま
した。
このような小さな動物達でも、世話をして、餌をくれる相手は覚えてくれますよ。多少
コミュニケーションがとりにくい点はありますが、飼育者には慣れてくれます。きっと
感情もあるのでしょう。

私がハムスターを推薦したのは、太平洋をヨットで横断された方がハムスターをいしょ
に連れて行ったくらい飼育スペースがコンパクトですむことと、餌の保存がきく、なに
よりも触れて暖かい点にあります。

当然、他の動物を飼育している方からは、異論もあると思われますし、それぞれの推薦
もあることでしょう。
いろいろな動物の推薦があって悩むというのも、楽しいことなのではないでしょうか。