獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200604-257

マルチレス
投稿日 2006年4月30日(日)12時55分 投稿者 プロキオン

本日は連休中ですが、仲間うちで3名ほど狂犬病の集合注射に従事しています。
今年は役員をやっていないので、自宅待機をしている必要はないのですが、やっぱり気
になっています。それでも本日中に片付けておかないとならないこともあり、また明日
からに差し障りますので…。

4月28日の ラムネさんへ
膀胱内に尿は残っていないのにもかかわらず、排尿したいそぶりを示すというのは、や
はり「膀胱炎」が気にかかります。
尿検査で陰性であったとのことなのですが、検査項目がすべて陰性だっということなの
でしょうか?
避妊手術直後であれば、排尿にわずかに血液が混じるということもありえますし、卵巣
が残っていたという場合では、発情周期に伴っての現象ということになるはずです。こ
れらのケースですと、「尿意」とはまず関連しないであろうというのが大方の意見だと
思われます。
膀胱炎ではないという診断のようなのですが、私はやっぱり気になりますね。


4月29日の 太陽さんへ
すでに、けりーずはうす先生からレスがついておりますが。
私もどうレスしてよいのか判断に困りました。太陽さんは、フィラリアと今回の心雑音
を結びつけて考えておられるようなのですが、まず、結びつくかどうかの時点で判断で
きかねます。
10月に成虫の駆虫薬を投与したということであれば、駆虫薬の説明書にある成虫の分
解に要する時間からは、すでに充分な時間が経過しています。また、心雑音が心臓のど
の位置において聴取されているのかが記載されていません。フィラリアに関わる心雑音
であれば、まず右心に限定されているのが普通です。左心にあるのであれば、別の心疾
患ということになるはずです。両方にあるのであれば、貧血や心膜弁に由来する原因を
考慮しなくてはなりませんし、そもそもフィラリア成虫の駆虫がうまくいっていたのか
も検査しなくてはなりません。
記載内容からは、これらの判断がつきませんから、質問に至る前に実際のところがどの
ようになっているのかが分からないのです。
「一生飲まなくてはならないのか」というような質問がありますので、私が想像するに
フィラリアとは別の心疾患の薬について主治医の先生から話があったのかとも受け取る
こともできますが、やはり話が断片的すぎるように思います。
どういうことになっているのか、状況をつかみかねるというところなのです。


4月29日の はみぃさんへ
ウサギの死因についてのご質問なのですが、記載された内容からは特定の死因に結び
つけることは私にはできないようです。


4月30日の シーちゃんへ
すでに診察を受けているようなのですが、ちょっと困りましたね。
流血してしまっているのであれば、とりあえずは、エリザベスカラーをして、これ以上
の失血は防ぎたいところです。
その後に原因に応じた治療が必要ですが、飼い主さんの目から見て、黄色く化膿してい
るように見えるということですよね。先生もこれを見ていて、診断がつきかねていると
いうことなのでしょうか。
いずれにしても、傷の処置は必要だと思います。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。