固有名詞をあげてのうえで、初めてのペット保険とのことですが、まあ、何も変わら
ないと私は考えています。
確かに、テレビでどのように宣伝していても、動物病院に指定動物病院のマークを表
示するシステムをとっていても、これらは、金融保険庁に届け出て認可を受けていま
せん。つまり、互助会であっても、本来の保険とは異なるものです。
この点については、日本小動物獣医師会においても、そのような見解のはずです。

ただ、それでどう違うのかと言っても、動物病院における診療内容が左右されるとい
う程のことでもないでしょう。
自称保険の互助活動であっても、認可の保険であっても、健全な運営が実施されてい
て、加入者の納得のいくものであれば、私自身は問題とは考えておりません。

私が思うのは、現行のものが、あまりに保険適用外事項が多すぎるのではないかとい
う点です。これであれば、自ら動物用に保険の掛け金と同額を月々貯金しておいた方
が利便性が高かろうと思ってしまいます。

飼い主さんが、保険に加入しているから、高くとってやろう、余計な治療をしてやろ
うという気持ちは私にはありませんし、あってはならないことと考えます。
保険があるからといって、動物医療に変化が現れて良いものでしょうか？

ペット保険は、医療内容の外にあることだと思います。経営的に踏み倒しを恐れるの
であれば、クレジットカードでも良いし、リボ払いだってできるのではないでしょう
か。