意見交換掲示板過去発言No.0000-200604-63
ペットに麻薬.. |
投稿日 2006年4月10日(月)19時14分 投稿者 v
管理人の方へ...昨日投稿したものが掲載されていないようなので もう一度投稿します。下記投稿の主旨・目的は、まず、ただ単に、 動物医療に関係する事柄をそしてそれによって起こりうる状況について 飼い主さんに知らしめるためです。(下痢にコカインというのは、 ただ単に麻薬の安易な処方のたとえだと思ってください..いいたとえでは ないとは思いますが、ありえない話でもないとは思っています。)ただ、 本音としてはやはりなんとかケタミンの麻薬指定撤回を..といまだに思っています。 PSE法のように世論によって変わることを願っています。なお、 ケタミンの麻薬指定についてのパブリックコメント(厚労省による意見募集)に、 ケタミンの麻薬指定により麻薬を扱う動物診療施設が急増しそれによって 場合によっては麻薬そのものの取り締まりが難しくなることも考えられるという 意見を送ってあります。(小動物診療施設の多くは小規模であり、そもそも すべてが自由診療で飼い主さんの身元なども確認することもない、そして 何に何をどれだけ処方することはすべて獣医師の判断次第...ということを考えると 動物診療施設が急増することの弊害を理解して頂けるかと思います。もちろん、 このことについても厚労省にはしっかり伝えてあります。)とにもかくにも、 ケタミンの麻薬指定問題は一般飼い主さんそして 社会にとっても重要なことかと思います。 ですから、ちゃんと周知する必要はあるかと思います。本来ならお役所(厚労省)が そうすべきだと思いますが、当方にいまだにお役所(厚労省)から 正式な通知が来ていないことを思えば、 お役所(厚労省)に任せておくべきではないと思います。 ...では、あたらめて投稿(若干、変更部分あり) 避妊手術の話が出ていたのでそれに関連して... 一般飼い主さんのかなでもご存知の方が おられるかもしれませんが、 日常特に避妊・去勢手術のときによく使われる ケタミンという麻酔(鎮痛)薬が厚労省により麻薬指定うけました。 来年1月より麻薬となります。 ただ、だからといってそのケタミンが使えなくなるというわけではなく ごく簡単な手続きで使うことができます。そこで、 一般の飼い主さんにアンケートなのですが、 自分のペットに麻薬が使われるときには事前にそのことについて 教えてほしいとおもわれるでしょうか? それとも、 麻酔に関しては専門的なことなのですべて獣医師に一任ということで 教えてもらわなくてもいいと思われるでしょうか? 率直な意見等お願いします。なお、(解りづらいかもしれませんが) 効能による分類で麻薬という薬(分類)はありません。麻薬かどうかは 法の規定によって決まってきます。ちなみに、 ケタミンが法規定により麻薬となればそれが使えるということは ほかの従来のいわゆる麻薬...例えばモルヒネなど(そしてコカインなども) 使えるようになります。 これは私見ですが、健康体の手術..例えばいわゆる避妊・去勢手術の麻酔では ケタミンを使用した麻酔法が最も実用的で安全かと思います(もちろん、例外等もあり)。 そこで、あくまでも私見ですが、ケタミンが麻薬となったあとは 麻薬が扱えない動物病院での避妊・去勢手術の麻酔は危険なものとなり 避けた方がいいように思います。 次に、獣医師の先生方へ... 当方は今まで麻薬を扱っていませんでした。その主な理由は、 その使用(管理・処方)の社会的責任を重く感じていたからです。ただ、 ケタミンが使えなくなるのはそれこそ(患畜の)死活問題ですので、 先日免許申請しました。そこで、法律のことはよくわからないのですが... 極端な例でいえば、下痢の犬にコカインを1ヶ月分とか処方することは、 あくまでも法的にはどうなんでしょう...違法でしょうか?(もちろん、 獣医学的にはありえないと思いますが...。ありえる話としてもし 獣医学的に妥当な麻薬の処方する場合、これは麻薬ですと 飼い主さんにははっきり伝えるべきなのでしょうか?たぶん、 そうすべきだとは思いますが。) なお ケタミンを麻薬指定した厚労省はそれにより 麻薬を扱う動物診療施設が増えそしてそれによって場合によっては 麻薬そのものの取り締まりが難しくなる可能性があるということは 充分認識しています。ちなみに、ケタミンの麻薬指定は、 動物医療にとっては歓迎すべきことだと思います、それによって 多くの動物診療施設が麻薬を取り扱うようになり、 それによってより多くの動物が(モルヒネなどの)麻薬の恩恵を 受けることができるからです。ただ、社会全体としては、 好ましことではないように個人的に思っています。 最後に...本音としてどうも中古家電のPSE法のように、 お役所の社会現場を一切考慮しないでの立法、それによって 国民の益とならないような立法が多いように思います。
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