意見交換掲示板過去発言No.0000-200605-11
re高齢犬とは? |
投稿日 2006年5月1日(月)22時34分 投稿者 はたの
「アメリカの」「フードメーカーの基準」では確かに7歳くらいから高齢とされています。ただし、その背景を考えることも必要です。 イヌは一般に、大型であるほど短命です。また、こちらはやや微妙になりますが、「ゆるい」ほど短命です。 ゴールデンレトリーバーの7歳は初老ですが、柴の7歳はまだまだ壮年、というように相当な違いがあります。 他方、保護個体ですと、成長期の問題から、比較的早く老いることもあります。 結局は、暦年齢ではなく、物腰を見て判断するのが良いように思います。高齢犬向きの食餌を必要とするようになるのは、暦年齢によらず、体の老化によるわけですから。 具体的には、寝ている姿勢からあわてて立ったときに足がもつれる、バランスを崩しかける、排便時に足を踏み換える、動作が慎重になる、といった兆候が見られたら高齢犬用を検討なさるのがよいかと。ただし、太り加減その他とのかねあいもありますし、どういう最期をデザインするかという問題もありますから、高齢犬には高齢犬用フードが最善、とは限りません。統計は個別の事象に関して常に有効とは限らないわけですから。 体調を見ながら、普通の、高齢犬用、低カロリー型、高カロリー型、それらの混合、と使い分けるのがよいかと思います。 ビーグルだと、中型からやや小型、ゆるいタイプです。そして犬種の特徴として、食欲旺盛です。本来なら運動欲も旺盛でバランスするのですが、飼い主の都合から運動が足りずに太るというのがありがちです。 餌をいじる前に、たっぷり食っても太らないぐらい運動させるのが理想的ではあります。ウサギを追って吠えながら2、3時間走ることができるような犬ですから。壮年期、ないし初老期にしっかりと運動させて体を立て直しておくのは、本格的な老後が来たときに助かりますよ。
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