意見交換掲示板過去発言No.0000-200605-147
歯を削ることについて、キキさん |
投稿日 2006年5月13日(土)21時52分 投稿者 田口正行
横レスです。 下顎が小さすぎて、下顎の犬歯が上顎の犬歯に干渉してしまうことは時折あります。 治療は主治医の先生が説明されているとりで間違いがありません。 今回の横レスですが、犬歯の先端を削ってしまってそのままにすることは、常識的に行われては居ません(プロキオン先生ごめんなさい、我慢できませんでした)。 削ることで当然、象牙質が露出します(しない程度の切削ですむようであれば、下顎の犬歯が上顎に干渉することはありません)。 象牙質には細い管が歯髄まで続いていますので、これを放置することは知覚過敏や、歯髄炎の危険性などから行わないことが望ましいと考えられます。 通常は、主治医の先生が説明されているように斜面版などで下額の犬歯を動かすか、もしも短くするのであれば生活歯髄切断術といって、切断後に露出した歯髄を水酸化カルシウムなどを用いて被覆し、その上からレジンなどでの修復を行うことが一般的です。 生活歯髄切断術は決して難しい処置ではありませんが、器具、機材は必要です。 主治医の先生に相談されてみることが、良いと思います。
|
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |