意見交換掲示板 2006年5月29日(月)20時35分

＞手術は、一般的には、成功率が高いものなのでしょうか？

私は、勤務医時代も含めて、かなり多くの手術に立ち会ったり、自分自身が
手術したりしてきました。無症候ないし慢性症での手術では死亡例を知りま
せん。むしろ急性症など、状態が悪化している患犬での手術のほうが、よほ
ど危険率は高くなります。

これは私が特殊な能力を持っているというわけではなく、経験をつんだ先達
のもとでトレーニングした獣医師であれば、誰でも大差ないはずです。
(ですからガイドラインにも「死亡率は非常に低い」と書かれるわけです)

＞急性フィラリア症で、他の臓器や心臓自体が「もうダメ」な状態ではない限りは、
有効なのでしょうか？

残念ながら、その判断は、一般論として書ききれるものではありません。
まさにケースバイケースです。

肺動脈内フィラリア成虫の釣りだし手術を実施している動物病院に受診していただき、
実際に診察した上でなければ、答えは出せないと思います。

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