意見交換掲示板過去発言No.0000-200606-181
Re:白内障 |
投稿日 2006年6月15日(木)01時22分 投稿者 sutemaru
ガズさんへ 白内障の手術はその前に手術をして治る可能性があるものか、しても無駄かもしれないなどの検査を行います。 動物の場合これは麻酔を必要とする検査です。 その結果、手術適応かどうかの判断によって決めるものです。 白内障は急激には中々くるものではなく、年齢的なものが多いですが、個体差はあります。 犬は大体飼い主さんが白内障と判る頃には殆ど見えていなくて、部屋の家具を動かしたらぶつかったりして、それで気が付くものが多いです。犬は目で見えているというより、習慣によって見えなくても普通の動きができてしまう事が多いからです。飼い主さんには急のように思えても、実際はかなり進んでいた事に気が付かなかったと言う方が多いです。 白内障の断定でちょっと気になったのは眼球が白いからと書かれていらしたので、角膜が白い事では無いかと思いましたが、その点は大丈夫ですね? 動物にとって、白内障の手術は、それ自体は人間と同じように専門にされている先生にとってはそれほど難しいものではないと思いますが、術前術後のケアーは大変です。 術前は入院していますからスタッフが大変なのですが、術後は家族の方の力が必要ですし、それを怠る事による失明も起こり得ます。 その子の体質も影響あるでしょう。その子の健康状態も影響あるでしょう。 ただ動物にとっては又見えることでとても元気になる事はとても嬉しい現象です。 大分目を見る先生も増えてきていますから、大学などにお聞きになれば地域によっては見つかると思います。 ガズさんの場合、肝臓を悪くしてからの原因だけだとすると、今すぐ手術するよりは完全に体の調子を良くしてから行うようになるかもしれませんし、その方が安心かもしれません。 白内障は大体年齢とともに出てくるものでしょうから、それを何処まで延ばすか、手術を行うべきか否かの判断は、やはり検査を行ってから決めるものですから、麻酔など影響が出ないかどうかも専門の先生に判断していただく事が必要だと思います。
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