日本では、コーギーといえばペンブロークですので、カーディガンについてはあまり
知られていません。
が、ほとんど同じ病気があるとすれば、股関節形成不全をもちます。
書き込まれた子犬の歩き方は、実際にみていないので異常かどうかは不明です。
そもそも子犬はまだまだしっかりした歩き方をしていないものです。

しかし、日本動物遺伝病ネットワーク（ＪＡＨＤ）という遺伝病の診断と登録を行なっている団体によると
ウエルシュ・コーギー・ペンブロークは記載されています。
この股関節形成不全の症状の大きな特徴として小さい頃から横座りをするのも上がっていますので
その子犬さんがこの病気に罹患している可能性はあります。

余談ではありますが
先頃ＪＫＣが股関節形成不全の血統書への記載をようやく始めましたが、まだまだ希望者が対象ですし
ＪＡＨＤが認定している好発犬種の数に比べるとＪＫＣでは遥かに数が少なく、片手落ちの
制度であることには否めませんが、これらについてゆっくりではありますが動き出しています。

これらの病気を持った犬を増やさないためにも、疑わしい子犬は購入を控えていただきたいですが
どうしてもその子が欲しいということなら、ペットショップ側に獣医師の診断書を依頼するほうがいいでしょう。
しかし、子犬のときはレントゲン上は正常でも、生後１年前後にレントゲンを撮れば
その病気を発症することがあることを覚悟なさって購入していただきたい。
その場合は、疑わしいことを知っていて購入するのですから、自己責任であることを
十分自覚なさってください。
また、治療費はかなり掛かる物とお覚悟も必要です。

犬を飼うのにはインスピレーションで購入を決めず、その犬種のスタンダードや遺伝病を
調べ
より健康な子犬を手に入れられるほうが犬にとっても飼い主さんにとっても幸せであると
認識していただくといいですね。