すでにsutemaru先生からもレスがついておりますが。

この質問は以前にもありましたので、過去ログの方にもレスが存在しています。簡単に
言ってしまえば、仰せのとおり、獣医師法の第２１条に保存の義務が記載されています
。レントゲンフィルムもこれに準じたものとして、取り扱われていますし、病院への立
ち入り検査時にこれらが紛失しているとしたら、そのことの責任が問われることとなり
かねません。
ですが、転居やより大きな病院を紹介するというようなときであれば、カルテの写しを
出してくれる病院も今では少なからずあるように思います。

裏返して考えますと、何の理由もないのに、カルテをくれと言われたら、その使用目的
を考えてしまうというか、何か不満があるのかと警戒してしまうということなのではな
いでしょうか？

飼い主と獣医師の人間関係が築けていれば、その理由も信用されるのでしょうが、人間
関係というか、信頼関係がない状態であれば、私はコピーでも渡さないでしょう。

実際問題として、飼い主さんへの説明と異なる所見や異なる治療を　カルテに記載する
というようなことはないと考えます。
そのようなことがあるとしたら、最初から飼い主さんを騙しているということになりま
すし、騙すつもりでいたのなら、カルテにだって、そのように記載しておくのが普通で
しょう。飼い主さんには、嘘を言って、カルテには真実を記載しておくということは、
まずもって考えられないことです。
そう、あと、カルテの改ざんを懸念されているのであれば、改ざんできないシステムや
カルテに改ざんの痕跡が残るものを使用しているかどうかでしょう。事前にであれば、
そういう点を注意しているしかありません。事後であれば、行政や裁判所の力を借りな
いとできないことです。

話を元に戻しますと、カルテは病院が所管するものであって、保存の義務があります。
理由もなくカルテを下さいと言われても、「さて、何が目的なのだろうか？」なのです
。キチンとした理由があれば、病院も何も心配せずにコピーしてくれると思うのですが。