はたのさん、本当に何とお礼を言えば良いのやら…。
この度戴きましたご返信、拝読させて頂きながら涙が出ました。

何度も引き合いに出しましたお爺ちゃん犬は、今迄本当に過ぎる程に色々な事が有りました。
彼の身の上に起こった不幸は、管理しなければならない立場に在ったにも拘らず、甘やかし続けた私達家族の責任だと、ずっと負い目を感じていました。
フードに目もくれないのも然り、人の食べ物に異常な執着を見せるのも然り、肥満も、腰を傷めた事も、また然りです。
彼自身とても辛かっただろうし、彼をそんな風にしてしまった私達もまた、辛かったのです。
人の食べ物の味を知っている子が、全て今の彼の様になってしまう訳ではない。
肥満の子が、必ず半身不随になる訳ではない。
解っています。
でも、怖かったのです。
“二度と繰り返したくはない、また失敗など絶対にしたくない”と、頑なに思い込む程の苦い経験でした。

相談の子の管理は厳し過ぎたかもしれません。
嘔吐するあの子自身も、見ている私も辛く、両者にとって苦しい管理だった事は否めませんから…。
毎日目を釣り上げて接していたつもりはありませんが、相談の子がふと動きを止めた時など、また嘔吐をするのではないかと、心配する顔は結構していたと思います。
イライラした顔にしろ、心配した顔にしろ、結局は笑顔ではないのですから、あの子には大差のないものだった事でしょう。
反省です。

毎日の運動は、適度なのかどうか、些か疑問に思う所ですが、空腹のイライラをぶつける気でいるにしては、愛犬の目が輝き過ぎている様な気がします(笑)。
私にとっては過酷な愛犬の相手ですが、もうずっと日課になっているあの子は、体内時計が知らせるのか『そろそろ出掛ける時間じゃないの？』という顔をし、お座りして尻尾を振りながら準備が終わるのを待っています。
ロングリードにボールに数々の手製の玩具。
毎日大荷物です(笑)。
帰宅後ぐーぐー寝て、起きたらまた、今度は自宅駐車場(田舎なのでかなり広いのです)で遊び、またぐーぐー寝て…。
一日の仕上げは、家の中での就寝前の宝(お気に入りの玩具)探しです(笑)。

この子は兎に角体を動かす事が好きな様なので、運動はこのまま継続しようと思います。
でも、ご飯は余りキツキツにならない様、程々に管理していきたいと思います。
(フードのみを、食べたいだけ食べさせてあげる勇気はまだ無いので…すみません。)

“あの子は独立した存在であり、私の一部ではない”
仰る通りです。
肝に銘じ、あの子の意思・欲求と、私の恐れとに折合いをつけ、何事も適宜にしていきたいと思います。

はたのさん、犬は本当に可愛い動物だと思いませんか？
私は、家の子達が可愛くて可愛くて仕方がありません。
“彼らがもっと長命な生き物だったら良かったのに”と、思わずには居られず、また、“一秒でも長く傍に居て欲しい”と、願わずには居られないのです。

数々のご意見、有り難く享受させて頂きました。
はたのさんのお言葉で、罪が許された感です。
心より感謝致します。
有難う御座居ました。